木のポーズ〜目指すのは不動ではなく微動

奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです

先日、大阪のオカンがあれこれと保存食を送ってくれました。
梅干し、新ショウガの佃煮、そしてらっきょの甘酢漬けと味噌漬け。
がおー、ご飯が進んでしまいますがな・・・・
( ̄ー ̄;
体重計に乗るのが恐怖なお盆でございます。

バランスポーズで揺れたらダメ?

さて、私はバランスポーズが苦手です。
姿勢、体の使い方、それに伴う筋肉のアンバランスなど、思い当たる原因はいくつかあり、試行錯誤しながら、ポーズをしております。

バランスポーズと聞いて一番先に思い浮かぶのはこちらのポーズではないでしょうか。
木のポーズ
ヴィリクシャアーサナ(木のポーズ)。

人と一緒にやっていると、どうしても「揺れたらあかん」と言う気持ちがわき起こってきますよね。
守りに入ると、人間は体が緊張します。
呼吸も乱れます。
上半身がガチガチになり、本来、力が必要な脚やお腹の力が抜けやすくなります。
そして・・・・気持ちに反して揺れるんです。^_^;

恐れ、不安、恥ずかしさ・・・わき起こる感情に意識が占拠されると、体への意識が薄れるんですね。

揺れてなんぼのポーズ

このポーズ、目指したいのは不動ではありません。
揺れないのではなく、揺れる中でバランスがとれる場所を探していきます。
筋肉は細やかに収縮と弛緩を繰り返しながら、バランスをとろうとしていますからね。

ですから言い変えると「揺れてなんぼのポーズ」です(笑)。
揺れることでわき起こる感情に振り回されないようにします。
そして、体の部位へ丁寧に意識を向けていきます。

足裏一つのスペースの中に、バランスがとれる軸が存在しています。
ですから体をその軸に寄せていくことがポイント。
そして忘れちゃならないのが呼吸です。
ゆっくりと穏やかな呼吸をしていくことで、感情もおさまり、力みが抜けます。

目指すのは不動ではなく微動

写真では上げた脚を軸脚の付け根につけていますが、これも人それぞれ。
つま先を地面につけたままでもかまいません。
目指すのは不動ではなく、微動。
穏やかに揺らぐ脚の位置を探すこともバランス力です。

片足だから揺らぎの中でバランスをとるという動きを感じやすいですが、両足で立っている時だって不動ではありませんよね。
揺らいでいます。
ですから、脚で立つバランスポーズの基本はタダアーサナだなと痛感します。

タダアーサナ・山のポーズ

けれども・・・
人間って一度バランスを崩さないとバランスがとれる場所を見つけにくかったりしますよね。
だから大胆に大きく揺れちゃってもOKです♪

 

このポーズ、体調によってもかなり揺れ幅が違います。
小さな揺れの中で心地良くポーズをとれる日もあれば、台風か!?と思うほど揺れる木のポーズになる時もあります。
人間っておもしろいですよね。