呼吸はお守り(4)育児と呼吸

奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、講師は熱中症をきっかけに自律神経が乱れてパニック障害となり、療養中です)

もうすぐ若草山の山焼きですね。
去年は、↓の位置から眺めました。

気持ち良くてブリッジしたら、家族に「ダンゴムシやん」と爆笑されました・・・・とほほ。

去年、この場所で山焼きを眺めたのですが、極寒の平城宮跡は予想を超えた寒さで、口がまわらくなりました。
お出かけされる場合は、カイロを数個が必須です。
(^_^:)v

育児中のイライラ

さて、小さいお子さんを育てている方はついイライラしてしまうことが多いのではないでしょうか。
(大きいお子さん、成人のお子さんでもイライラはしますが・・・)
家事や食事、睡眠が中断されると、満足感が得られず、ストレスとしてどうしても蓄積されてしまいます。

育児ほど自分の努力が叶わない理不尽なことだらけの状態はありません。
私も上の子が全然寝ない子で、母乳育児が軌道に乗るまで1ヶ月半くらいの記憶が飛んでいます(苦笑)。
その後もずーっと夜泣きが続き、妙にマイナスな寝言の多い幼児になり・・・朝まで眠れるようになったのはかなり大きくなってからでした。

心=自分ではない

ヨガでは

「本当の自分と感情は別、自分と感情を切り離し、感情に振り回されないようにすること」

を学びます。
心=自分ではないのです。
動き回る感情や考えを自分だと思うことから苦悩が始まると、1000年以上前のヨガの本にも書かれています。
そのために瞑想をします。

けれども育児において、感情コントロールはかなりの難関ですね。
咄嗟に叱らなければいけないこともありますし、24時間営業で気持ちが休まるヒマもありません。
それほど大変なことを毎日やっているのです。
自分を褒めてあげてくださいね。

怒りの奥に隠れている感情

もし、可能であるならば、立ち止まって考えてみてください。
イライラなど、怒りの感情は二次感情と呼ばれます。
つまり、最初にあった感情は別にあります。
その感情が満たされないことで、怒りが生まれてくるのです。

 

●ご主人の帰りが遅くて悲しい
●大人の話す時間がなくつらい
●眠れなくてしんどい
●発達が心配

イライラの発生源である自分の気持ちに気づいてあげてくださいね。
気づくことで冷静になれますし、解決策を考えることもできます。

ホルモンの変動によるイライラ

また、産後すぐはホルモンが大変動しています。

「お腹のアカンボがおらんようになったで」
という状態の時、血中の女性ホルモンは一気に減るのです。
気持ちが不安定になり、マタニティブルーズや産後鬱に気をつけなければいけない時期です。

月経前のイライラも同じですね。
赤ちゃんの成長と同じくらい、自分の体も観察し、労ってあげてください。

 

私は労る=ズボラ、と思っています。
( ̄▽ ̄)

気分転換の呼吸法

そしてさらに可能であるならば、ゆっくり呼吸をしましょう。
カッカしている時は、筋肉も緊張し、血圧もアップし、交感神経が優位になっています。
イライラの元に対して戦闘態勢になっているわけですね。
でも相手はかわいい我が子。
戦闘態勢解除のため、まずはゆっくりと吐きます。
それだけでだいぶ落ち着きます。

さらに、こんな呼吸法もあります。
ブラーマリー呼吸法と言います。

●目と耳を手でふさぎます(視覚と聴覚を遮断します)
●息を吐くときに<mmmmmmmmm>と声を出します
●目と耳をふさぐと、自分の声のバイブレーションが頭の中で響きます
●音を感じることで意識が一点に集中し、気持ちが落ち着きます


目の離せないお子さんが、目の前にいる時は耳を塞ぐ、半眼にするなどでもOKです♪

自然と穏やかな呼吸になる読み聞かせ

私の場合、呼吸法よりも役立ったなと感じているのは絵本の読み聞かせです。
寝る前に布団に寝転んで子どもと絵本を読みます。
自然と元気な絵本では元気な呼吸、静かな絵本ではゆっくり呼吸になっています。
特に「おやすみなさい」系の絵本では、母も子も穏やかな呼吸になります。

絵本
この絵本は、子どもが眠りに落ちる様子を丁寧に描いた珠玉の一冊。
最後のページではいつも泣いてしまい、「なんで泣いてんの?」と子どもに尋ねられていました。

絵本

こちらは絵と訳が秀逸で、「おやすみなさい」系の中では一番大好きな絵本です。
ただ、現在、絶版になっているようで残念なことに中古販売しかありません。

そのまま眠りにおちて・・・・という展開はなかった、ザ・夜泣きマンの我が子でしたが(苦笑)。

今でも痛感するのは一番大切なのは睡眠だということ。
睡眠は心も体も休めます。
育児に奮闘中のママさん、睡眠だけは全力で!!確保してくださいね。
応援しております。

 

アメブロ「更年期ヨギーニの忘備録」