ダウンドッグの手(2)

奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、講師はパニック障害で療養中につき、レッスンはお休みしております。詳細はこちらに

雨、晴れ、雨、晴れ、見事に交互な天気ですね。
季節の変わり目は、気温差に体がついていかず、自律神経が乱れがちです。
皆さん、体調はいかがでしょうか。

昨日はJR奈良駅から、近鉄新大宮駅まで、大宮通りを一駅歩きました。
もうすぐお水取りの時間やなあと後ろ髪を引かれつつ帰りました。

さて、前回、ダウンドッグの手について書きました。
★ダウンドッグの手((1)
続きです。

ダウンドッグ〜初心者にはわかりにくいポーズ

ダウンドッグ(アドムカシュヴァアーサナ/下向きの犬のポーズ)は、度々ヨガのレッスンでも登場するメジャーなポーズです。

けれども初心者の方にとっては

●形がわからない
●腕がつらい

謎の多いポーズでもありますよね。
私自身、今だに模索しておりますよ。
(それが楽しいんですけどね)

形がわからない

ヨガのポーズはシンプルに見えるものでも「なんか、ようわからへん」ものが多いですよね。
筋力や柔軟性によって、先生や本の形に近づけないこともたくさんあります。
そして無理に形に近づけようとすると、体を痛める結果につながることもあります。
形ではなく、どの関節を動かすかを意識することがポイントかと思います。

まずダウンドッグのイメージはこんな感じです。

イメージは

ダウンドッグは背骨が伸びますが、それは猫のポーズのように弯曲が強まることではありません。
横から見るとアルファベットのAや滑り台のイメージでしょうか。

滑るところが手〜背骨です。
滑り台の上をボールが上から下へ転がることができるように、背骨も均一に伸びていきます。
階段部分は脚〜足、こちらは伸ばさなくてもかまいません。
膝は曲げ、かかとは上がっていてもかまわないということです。

動きは

ダウンドッグは両手両足が地面についているので分かりにくいのですが、ダンダアーサナ(杖のポーズ/長座)と同じ形です。

上のイラストで膝を曲げているように、ダウンドッグでも、もも裏、ふくらはぎが痛かったり、腰が曲がる場合は、膝を曲げましょう。
背骨の伸びが最優先です。

ダウンドッグ

この画像をひっくり返すと


ダンダアーサナです。

●股関節を前に曲げる
●背骨は伸びる

胸と腰は反らさない、丸めないということがポイントです。

腕がつらい

腕に体重がかかってくるとつらくなります。

こちらの女性は手に体重が乗っているのがおわかりになるでしょうか。
形を真似するために、腕立て伏せでお尻を上げている感じですね。
床を押し返せていないので、ずーんと体の重みが両手にかかり、その力を何とか逃そうとすると顎が上がります。
この状態でポーズをキープするのはつらいです。

これを防ぐための両手の動きは、両手で床を押し返すことです。


床を押すと、同じ力で床から力が返って来る=作用反作用ということになります。
(が、わたくし、物理は苦手なので体感はありますが、頭でわかっているかというとわかっておりません ^_^;)

例えば壁の前に立ち、手の平を壁につけてみます。
壁を押すと後にいきますよね。
同様の力がダウンドッグでは、お尻を上げ、背中が伸び動きに使われます。

ダウンドッグをおこなう前にちょっと練習を

ダウンドッグの形と同じなので、まず座ってイメージを作ることもおすすめです。

●両手はバンザイで、腕は耳の横
●バンザイの両手は空へ空へと伸ばす

誰かに両手を上から押されているのを押し返す感じです。
お腹と腰が丸くなっていたら膝を曲げましょう。

脇をしっかり伸ばすことが必要だと感じるのではないでしょうか。
伸びない方は、ダウンドッグの前に肩、肩甲骨周りをよくほぐしてから行うとやりやすくなるかと思います。

体が柔らかい方

体が柔らかい方は、柔らかさのままに体を反らせがちです。

これをすると今度は体重が肩や腰にかかってきます。
また、背骨全体を均等に伸ばせません。
気持ちよくはあるんですが、肩関節や腰を痛める可能性があり、要注意かと思います。

★ヨガもその他のこともそうですが、「こうあるべき」にとらわれると他の可能性をつぶしてしまいます。
私も現時点で自分が行っていることを書いていますが、来年には変っていることもあるかもしれません。
ぜひ、あーでもないこーでもないとご自分の心身と対話しながら、ダウンドッグを楽しんでみてくださいね♪

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