ヨガの生誕地インドから奈良へ〜喜光寺

奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、講師はパニック障害で療養中につき、レッスンはお休みしております。詳細はこちらに
まだ体調は不安定ですがゆるゆると再開しようかと思っています。
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またお知らせさせていただきます。

奈良の仏像が好きです

さて、今日は奈良のお寺のことを。
私は10代から20代にかけて仏像を見るのが好きで、よく奈良を訪れていました。
(実家は枚方です)
京都より奈良の仏像に惹かれたのは、大らかな作風、アジアに通じる香り、素朴な力強さを感じたから。
鎌倉時代の仏像とも絶妙に共存していますね。

仏教の経典を持ち帰るために命がけの旅をした三蔵法師。
何度も挫折を繰り返しながら海を渡った鑑真。
様々な人の<思い>が、そして<祈り>が仏さまに刻まれていることにしみじみと感動します。

そして、三蔵法師が目指したインドからやってきたヨガが、現代日本でブームになっているのも不思議なご縁ですね。
シルクロードの最終地とも言われる奈良に、流れ流れて越してきたことも、偶然ではないような気がします。

行基さんのお寺、喜光寺へ

先日は自転車を飛ばして、喜光寺を尋ねました。

奈良の大仏さまをプロデュースした行基さんが創建したと言われています。
近鉄奈良駅の待ち合わせでお馴染みのあの行基さんです。

なんと拝観者は私一人でした!
大和西大寺からも徒歩20分と離れていますから、遠方から来られた方は立ち寄りにくいかもしれませんね。
蓮の花が咲き乱れる頃にはもっとにぎやかになるのでしょうか。

社務所で拝観料を払うとスタッフの方がお茶をすすめてくださいました。
冷たいお茶を飲みながら、マンツーマンでお寺の成り立ちをお聞きしました。
誰もいない境内、そして本堂。

ご本尊の阿弥陀如来像です。
このお寺は珍しく撮影可能なのがうれしいところ。
現在、別のお寺におられた四天王像が150年ぶりに本堂に里帰りされています。

天王像が150年ぶり里帰り 奈良・喜光寺

9月2日までとのことなので、興味にある方は訪れてみてくださいね。

結跏趺坐(パドマアーサナ)のお釈迦さま

境内には興味深い石仏も多く、見応えがありました。
中でも目を引いたのがこちらです。

仏足石とお釈迦さま像です。
お釈迦さまが初めて説法を行った場所、サールナート(鹿野苑)にある仏像を模写したものだそうです。

この足の組み方、ヨガではパドマアーサナ(結跏趺坐)と言います。
パドマとは蓮の花のことです。

両脚を組んで、足首を太ももに乗せるポーズです。
足首や股関節の柔らかさが求められるポーズです。
やってみると、カチッと座り方が安定する感じがあります。

このポーズを一生懸命やろうとされる方がおられますが、足首をぐねると危険なので、無理に行う必要は全くありません。
これができたからえらいわけではありませんので、痛みがある場合はやめておきましょう。

両手は転法輪印(てんぽうりんいん)という印を結んでおられます。
別名ダルマチャクラムドラと言います。

・・・・なんてもっともらしく書きましたが、転法輪印とダルマチャクラムドラは調べました(笑)。

お釈迦さまもヨガをしていたと言われています。
ですからヨガと仏教は通じるところが多いんでしょうね。
ただし、お釈迦さまの時代のヨガは瞑想を主とするものですから、

こんなポーズはされていません。
^_^;

奈良とヨガと仏教、共通するのは人々が「幸せになりたい」「幸せに生きたい」という思いではないだろうか、そんなことを思いながら手を合わせました。
ああ、贅沢なお参りでございました!

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