自律神経とリラクゼーションポーズ

奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
現在、熱中症をきっかけとした自律神経失調状態がひどく、レッスンは休講させていただき、療養しております。

ということで、こちらのブログではヨガのことについてレッスンとは別にヨガにまつわる体験談などを、書かせていただこうと思っています。
はい、布団にうつ伏せでキーボードを叩いています(苦笑)。
反り腰注意警報発令。^_^:

 

ヨガは自律神経が整う?

ヨガは自律神経が整う効果があると言われています。
おそらくそれはヨガが

●呼吸
●背骨への刺激
●瞑想(呼吸&健やかな背骨)

を意識して行う健康法であるからだと思います。
今回は呼吸について気づいたことを書きます。

自律神経が乱れたら?

自律神経は文字通り、自律=自動運転している神経です。
運動神経は自分の意志で動かせますね。
感覚は、感覚神経を通じて脳へ伝えられます。

けれども自律神経は自動運転。
例えば、夕食を食べたとして、「早く消化しろー」と念じても、消化は早まりません。
暑い時に「汗よ、もっと出ろー」と願っても出てくれません。
自動運転してくれているおかげで、私たちは眠ることもできるし、いざという時に、多々な命令をくださずとも戦闘態勢に入れます。

けれども自動運転に何らかの不備が生じたら?

・夕食を食べても全然消化できない  (;´ω`)
・暑くもないのに汗が噴き出す (゚_゚i)
・急に胸がドキドキする (´□`。)

行きたくない方向へ連れて行かれてしまいます。
(わたくし、今、この状態です)

呼吸は自律神経への扉

私たちは普段、無意識に呼吸しています。
呼吸も自律神経の領域=自動運転なのですね。

けれども、緊張した時には「深呼吸〜」とよく言いますよね。
深呼吸は意識的な呼吸です。
呼吸は無意識にも、意識的にもできるのですね。
意識的に呼吸をする時、私たちは体を動かします。

スポーツをしたり、やったるでー!という時、どんな呼吸をしているでしょうか。
少し早い呼吸をしていますよね。
エネルギ−が必要です。
筋肉をたくさん動かすので、酸素もたくさん送り届けるために、血圧を上げて、戦闘態勢。
交感神経の出番です。

逆に家でくつろいでいる時は、ゆっくりした呼吸をしています。
対外的アクションが不要な時に、食べ物は消化され、睡眠をとって体を回復させます。
副交感神経が優位になっている状態ですね。

呼吸の場合、意識的に動かせるということは、逆の方向性も可能だというのがすごいところです。
くつろぎたい時はゆっくりな呼吸をすればいいわけです。
便秘の時に腹式呼吸をするというのは理に叶っているということですね。

ヨガのポーズや呼吸法は意識的に呼吸をコントロールすることにより、自律神経の領域へアクセスします。

ヨガが自律神経の調整に効果があると言われる所以かと思います。

シャバアーサナ〜すぐできるリラクゼーション

特に現代人が苦手なのはリラックスすることです。
複雑にからみあった現代社会では、自律神経を切り替えるのが困難になっています。
ここにきて、猛暑、地震、豪雨、台風と気がやすまらない出来事も続きました。

ゆっくりと呼吸をすることで副交感神経を優位にし、関節や筋肉をゆるめます。
関節や筋肉の緊張がほぐれると、脳へ伝える情報が減り、脳も休息できます。

一番おすすめなのはシャバアーサナ。
「ああ、レッスンの最後に行うやつ?」
そう、それです。
でも、シャバアーサナだけやってもかまいません。
ちょっと工夫すると、より深くリラックスできます。

 

★膝の下には毛布や厚手のバスタオルをクルクル巻いて差し込みます。
ヨガマットをタオルで巻いて入れてもいいですね。
クッションや枕でもOKです。

★足首の下には膝下のものより少し小さめのクルクルを作ります。

★目はアイピローや折り畳んだタオルで覆います。

★腰が痛い場合は、お尻の下や、腰の下に折り畳んだタオルを挟みましょう。
猫背や巻き肩で肩が浮く方は肩の下にもタオルを挟みます。

関節の浮いている部分を埋めていくという感じです。
人によってタオルの太さ、枚数は変わります。
自分が心地良いと思うまで、妥協せずに工夫します。
この工夫こそ、セルフケア=自分で自分を癒す、ことにつながると思っています。

ゆっくり呼吸しながら10分から15分。
せめて5分。
「何もしない時間」を作ります。

BGMはできればなしで。
感覚器官も休めてあげたいところです。

 

めっちゃタオルいるやん!( ̄□ ̄;)
ははは、タオルがたくさん必要ですが、必要なのはタオルやブランケットだけ。
無料で、しかも時間は10分程度。
少しの準備で、眠っているときより、ずっと深くリラックスできます。

どのへんに意識を向けて力を抜いたらいいかはまた次回。

アメブロ 「更年期ヨギーニの忘備録」