パニック障害とヨガーチャレンジを重ねて

奈良市あやめ池・学園前・大和西大寺の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
去年、熱中症からパニック障害を10年ぶりに再発してしまい、休養中でしたが、ゆるゆると再開させていただいております。

スケジュールはこちらから
体験参加は随時受け付けております。

今年最後のレッスンが19日に終了しました。
参加していただいた皆さま、本当に本当にありがとうございました。

パニック障害、1つ1つ小さなチャレンジを重ねて

今年は日々変化する体調と向き合いながら、やりたいと思ったことにチャレンジしてきました。
人さまから見れば、とるに足らないことかもしれません。
楽々越えられるハードルかもしれません。

けれども私にとっては大きなチャレンジでした。

1つめのチャレンジ:ヨガのワークショップに参加する

今年の5月、1年ぶりに大阪で開かれたワークショップに参加しました。

「1人で電車に乗り、大阪へ行き、知らない先生や知らない人と会い、また1人で電車に乗って帰ってくる」

私にとっては大きなチャレンジでした。
急行電車、
生駒トンネル、
人混み・・・
苦手な場所や状況に対する不安がたくさんありました。

それでも参加したいという思いが勝ちました。
急行電車に乗っている間、ずっと目を閉じて瞑想しながら、やり過ごしました。

「発作が出たらどうしよう」という思いが何度も頭に浮かびました。

その度に

「誰かが助けてくれる」
「いつまでも続くわけじゃない」

と自分に言い聞かせました。

結果、無事参加を果たし、大きな自信を得ました。
その後、何度もワークショップへ参加することができました。

少し自信がついたので次に大きな大きなチャレンジを決めました。

2つ目のチャレンジ:レッスンを再開すること

ワークショップ参加を果たした後、ふと湧き上がってきたのが「レッスンを再開したい」という思いでした。

私が経験してきた不妊、自律神経失調症やパニック障害、不定愁訴、更年期症状、PMSや月経痛などホルモンや月経関連の悩みを抱えている方に向けて、情報交換しながら、交流しながら、共にヨガをしたいと強く思いました。

私自身、乗り越えていないものもたくさんあります。
パニック障害の治療も継続中です。
だからこそ、できることもあるのではないかと感じました。

その中で浮かんできた言葉が「互助」でした。
私はヨガ教室でヨガをお伝えしますが、伝えながら学ばせていただくことも多いです。
ふともらした生徒さんのひと言が他の生徒さんを救うこともあります。
人は自分の力で勝手に癒されていく、たくましい存在なのだと気づかされます。

そこで「ヨガの和ほこほこ互助倶楽部」という名前で、ぼちぼちとレッスンを再開させていただくことにしました。

今年は私と同じように自律神経の乱れやパニック障害、更年期の悩みを抱える方、マタニティさん、人生の先輩の方々、様々な素敵な方たちと出会うことができました。
どの方も一生懸命、真摯に自分と向き合っておられます。
その姿にいつもいつも、元気をいただいています。

そのおかげか、レッスン中に発作が出たことはありません。
^_^

3つ目のチャレンジ:アナトミック骨盤ヨガの指導者養成講座

本当は去年受けるはずの講座でした。
ところがパニック障害が再発してしまい、外出もままならない状態となり、泣く泣くキャンセルしました。
いつか元気になったら受けようと考えていた講座を、今年受けようと思ったのは夏頃でした。

4日間、朝から晩まである講座。
内容もリラックスヨガではなく、キツイと有名なヨガです。
正直、乗り切れるか自信は全くありませんでした。
ただただ、学びたい知りたいという好奇心が勝ちました。

体調を整えてと考えていましたが、直前に台風が来たことで調整もできないままの参加となりました。

けれどもこれがまた不思議なことに、とても元気なまま講座を終えました。

アナトミック骨盤ヨガはおそらく私が悩んできた不妊や自律神経失調にも効果があるだろうと考えています。

ただ、これがまたここ10日くらい体調ガクンで、練習ができていません。
そろそろ調子が戻ってきたので、また自主練習し、自分で試していきたいと思っています。

目下の目標は来年1月に行われるアナトミック骨盤ヨガのワークショップ参加、そこまで自主練なのですが、当初の目論見は体調不良で大きくはずれ、またリスタートです。

現在更年期の私は体調の安定がなかなか望めません。
だからこそ、安定しない中で心だけは安定を目指し、腐らずぼちぼちとヨガを重ねていきたいと思っています。

アナトミック骨盤ヨガの特徴についての記事はこちら

瞑想から学んだこと:不安を否定しないこと

体験参加に来られた方にはアンケートを書いていただきます。
どのような悩みを抱えておられるか、お痛みがあるかなど、ヨガレッスンに反映、考慮させていただくためです。

その中で多くの女性が「不安」という項目に丸をつけられます。
私が思っていたよりずっと高い確率で丸がつけられており驚きました。

時代的なもの、年齢的なもの、性格的なもの、様々な要素があると思います。
私のように不安障害(パニック障害)の場合もあります。

いずれにしろ、おそらくは男性より女性のほうが不安を感じやすいのではないかと思います。
子どもや家族を守るには不安という危機感を常に研ぎ澄ましておく必要もありますからね。

けれども、対処しようのない漠然とした不安というのもあります。
不要な不安もあります。
このような不安はストレスとなり、心だけでなく体にも影響を及ぼします。

私は治療家でもカウンセラーでもありませんので、不安を取り除く手段は持っていません。

ただ、ヨガはこのような症状を改善するのは得意だと実感しています。
パニック発作が起こる時、言いようのない不安に押しつぶされそうになります。
そのような状態を救ってくれるのは、瞑想の目線です。

ただ、ありのままを眺めること
不安を排除せず、不安を眺めること
すると不安は増長しません
いつか消えていきます

久しぶりに行く場所、初めての場所、苦手な場所など、発作が起きそうな時、瞑想の目線がいつも支えてくれました。

レッスンに参加している途中でしんどくなったらどうしようと不安がある方もおられるかもしれません。
その場合はそっと部屋を出ていただいたら大丈夫です。
隣にソファなど休むところもあります。
誰の迷惑にもなりません。
できれば不安なことを事前にお伝えいただけたらと思います。
人に伝えるとそれだけで不安は少し解消される場合も多いです。
^ ^

最後にもう1つ今年はチャレンジをしたのですが、長くなりましたので続きます。