子どもから高齢の方まで/YOGA FOR ALL

奈良市あやめ池・学園前・大和西大寺地域とオンラインでヨガレッスンをしているヨガの和ほこほこのNaoです。
あじさいが咲き始めていますね。季節が巡るのを感じるのはうれしいものです。

さて、ここ2週間、小学生から高齢の方までヨガをお伝えする機会がありました。ヨガに年齢は関係ありません。そのことをお伝えしたくてブログを書いております。

昭和13年生まれの方の初挑戦

いつもレッスンに参加してくださる生徒さんのご近所の方が参加してみたいということで、お越しになりました。その方は昭和13年生まれ。私の母より年上の方です。

ヨガ初挑戦。まず、その気持ちが素晴らしいと思いませんか?

皆さんは「元気だからやってみようという気持ちになるんでしょう?」って感じられましたかね。反対なのです。あちこちが痛い、だから改善したくて来られたのです。

私はヨガによる改善は2つあると思っています。

1つは身体を動かすこと、リラックスすることによる身体的な改善。運動器もですが、血流改善、自律神経を整えるなど、内臓や神経への働きかけも大切な要素だと思います。

もう1つはヨガ的なことですが、ありのままに受け入れること。ヨガではありのままに「見る」練習をします。抗わずに「見る」「観察する」ことは大変なので、練習が必要です。

見ている自分が本当の自分です。感情も身体も自分の一部ですが、自分そのものではありません。それらをコントロールし、見ているのが本当の自分。

禅問答みたいですが、この意識があると感情に振り回されていても「あ、今の私、感情に振り回されているな」と気づくことができます。

重ねてきた身体を20年前の自分に戻すことはおそらく無理です。でも「見る」練習ができれば、自分を拒否することは減ってきます。また、20年前の自分に戻すことは不可能でも、これ以上動けなくなることを防ぐことはできます。

小学生〜中高生まで/放課後デイサービスでヨガ

昨日はあやめ池の「児童発達支援 放課後等デイサービス のんたん」さんで月1ヨガの日。小学生から中高生までの皆さんと一緒にヨガをしました。


「犬のポーズ、今度は犬がおしっこしているところー!(←下品)」

片足をあげると不安定だけど、おもしろいね。

片足バランスで飛行機をしているところ。ぐらぐらも楽しいです。大人はいつから「上手にせな!」って思うようになるのでしょうね。

ヨガは年齢関係なし 自分のためにするもの

ヨガは誰のためでもなく自分のためにするもの。ポーズだけでなく、呼吸法、瞑想、哲学など多岐にわたります。ヨガのポーズを行うものでも流派はたくさん、本当にたくさんあります。

年齢、性別、その時の体調に応じて、チョイスしていけたらいいですね。

放課後デイのお子さんたち、若者たちには「嫌なことはしなくていいからね」とお伝えしています。体育ではないので、点数はつきません。自分の感覚を感じ、育て、心地よさを味わう時間です。ですから、嫌なことはしなくていいんです。マットの上にいなくても大丈夫。

高齢の方の場合、私はまだその年齢に到達しておらず、どういう変化が起こるかを体感として持ち得ていません。ですから、できる限り、体のこと、気持ちのことをうかがえたらと思います。

YOGA for All。

ヨガが穏やかに心地よく生きるための、自分をハグするための叡智の集合体、私はそう思っています。

text by Nao