スカアーサナ〜座骨で座る
奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、熱中症に端を発したパニック障害のため、療養中でレッスンを休講しております)
奈良も肌寒くなってきましたね。
先日、療養中のエネルギーを振り絞って「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。
★アメブロ「歌声に誘われて大好きな場所に」
振り絞ったエネルギ−、倍になって返ってきました♪
フレディ・マーキュリー、マイケル・ジャクソン、プリンス、ジョージ・マイケル、ホイットニー・ヒューストン、デヴィット・ボウイ・・・・
70年代、80年代を彩った有名ミュージシャンもかなり天国に行ってしまい、さみしいところですが、こうやってスクリーンに蘇ったクイーン。
聴き惚れました。
ラストシーンは涙腺崩壊、鼻ズルズルで劇場を出ました。
^_^;
座り続けるのはけっこうキツい
さて、体力が落ちて座ることもできない状態から一歩進み、少し座ることができるようになりました。
毎朝、20〜30分瞑想できるところまでは回復してきました。
体を壊して感じたのは「歩く」「動く」より「座り続ける」ほうが大変だということ。
見た目は動いていませんが、地球には重力があります。
重力に抵抗して「座り続ける」には筋力、持久力、気力などが必要です。
映画やテレビを座って観る時、同じ体勢で数十分いられるでしょうか。
たぶんつらくなって体勢を変えるのではないでしょうか。
疲れない座り方は、日常生活の中でも大切ですね。
スカアーサナ(あぐら)
ヨガではいくつかの座法がありますが、一番ポピュラーなのはこちらではないでしょうか。
スカアーサナと言います。
あぐらですね。
スカとは、簡単な、楽しい、心地良い、穏やかなと言った意味です。
ですから、日本語では「安楽座」と言います。
瞑想でもこの姿勢をとることが多いです。
股関節がかたい方は工夫して
<スカ>な座法と言えども、股関節がかたい方にはつらい座り方であったりします。
そんな時はヨガブロック、かための毛布やバスタオルを折り畳んだものをお尻の下に入れてください。
股関節を折り曲げる角度が緩和されるので、座りやすくなります。
膝と床の高さがある方は矢印の場所に、ヨガブロック、かための毛布やバスタオルをクルクル巻いたものを入れましょう。
特に呼吸法や瞑想で長めに座る場合、足の重みで靭帯を痛めかねませんので、予めセットしておきます。
座る時のポイント
座る時のポイントは色々ありますが、一つだけあげるとすると
座骨で座ること
です。
左右のお尻の下にあるぐりぐりした骨ですね。
●左右均等に座れているでしょうか
●前後均等に座れているでしょうか
座骨の真ん中で座ると、骨盤が前傾も後傾もせず、中立の位置に保てます。
また、均等に座ることで、骨盤からつながっている背骨も整います。
頭のてっぺんを空に向けて、座骨から伸びていきましょう。
この骨格模型(骨男くん)は、筋肉がないので、ふにゃふにゃなんです。
けれども座骨で座らせると、自力で座ります。
骨だけしかない骨男くん、バランスだけで座っています。
ということは、座骨で座ると筋肉の力が最小限で済むということです。
日常生活でも
座骨座り、長く座る必要性がある時に試してみてください。
映画館は、リクライニングになっていますが、私はお尻の後ろにカバンを置いて、持たれられないようにしています。
腰を曲げると最初は楽ですが、段々重だるくなってくるのです。
座骨で背筋を丸めず座るほうが、疲れにくいです。
電車に乗る時、デスクワーク、講義を受ける時、ご飯を食べる時、座骨の位置を感じてみてくださいね。
特別なエクササイズをする時間がなくとも、日常生活の中で意識することで、セルフケアしていきましょう♪
ちなみに一番おすすめできない座り方は横座りです。
股関節、骨盤、背骨・・・筋肉が左右不均衡になっているのがわかるかと思います。
私は長年、横座りの癖があり、今もバランスが悪いです。
体には生き方、癖、人生が刻まれていますね。