呼吸法はお守り(2)〜マタニティ
奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
明けましておめでとうございます。
現在、私は熱中症をきっかけとした自律神経失調、そしてパニック障害で療養しており、レッスンはしておりません。
地道にヨガを重ね、また皆さんと一緒にヨガができることを希望しております。
昨日の奈良空はきれいでしたね。
イオン郡山店からの風景です。
目的は喜久屋書店。
近鉄郡山駅前の、コロッケのハヤシさんのコロッケを食べたい!!!欲望を振り切ってたどり着きました(笑)。
さて、呼吸の続きです。
私が第2子を妊娠していた時の体験談を交えて書きたいと思います。
妊娠初期〜ゆっくり呼吸で気持ちをコントロール
第2子の妊娠は月経様の出血で始まりました。
★流産の不安と向き合って
ですから妊婦生活は自宅安静を余儀なくされました。
そんな中で、私にできることは「ゆっくり呼吸をすること」でした。
初期の切迫流産の場合、できることは限られています。
赤ちゃんが育つ命かどうかも、運命にゆだねられている場合が多いです。
つわりがきつかったり、ホルモンの関係で眠かったりと、体が思うように動かない時期です。
そんな中、お母さんにもできることが呼吸です。
●胎児に必要な酸素は母親の呼吸から血液を通して送られます。
●ゆっくり呼吸をすることで、母親自体の気持ちも安定しやすくなります。
姿勢はあぐら、椅子、仰向け(初期のみ)がおすすめです。
座る場合は、背骨を伸ばし、猫背にならないようにします。
そうすることで、呼吸をうながす筋肉が動きやすくなります。
出血があり、動くことを止められている場合は、寝たままで大丈夫です。
まずは吐く息から
吐く息は鼻からでも口からでも、かまいません。
気合いをいれずに、ゆったりと息がもれていくように、ソフトに吐きます。
私は両手をお腹の上におき、赤ちゃんの命を感じながら行っていました。
吸う息は自然に鼻から入ってきます。
吐く度に筋肉はゆるんでリラックスしていきます。
不安を取り除こうと思っても、なかなか困難ですよね。
不安はそのままで大丈夫、消そうとすると逆に大きくなったりしますから、不安な自分ごと抱きしめて。
そして意識を呼吸に向けましょう。
心配するのは親の商売ですからね。
注意するポイント
●息を止めるとお腹に力が入りますので、止めないように、流れるように呼吸します
●まずは4秒吸って4秒吐く…….くらいから始めましょう
妊娠すると血液量の増加に伴い、心臓から押し出される血液も増えます。
以前からヨガをされている方も、短めの呼吸から始めます。
中期〜後期 お腹が張る時など
中期になると、つわりもおさまり、体が楽になる方が多くなります。
胎動を感じ始めると、赤ちゃんへの愛情も増しますね。
<ゆっくり呼吸>の習慣をぜひ続けましょう。
目を閉じて、呼吸に意識を向けていくと瞑想になります。
座り方
お腹が大きくなってくると、座ることも大変になりますね。
もうこの時期になってくると、仰向け呼吸は苦しくなる可能性が出てきますので、呼吸法は座って行うのがおすすめです。
あぐら(スカアーサナ)は股関節を開きますし、安定しやすいので、おすすめのポーズです。
お尻の下に高さをつけると座りやすいです。
かための毛布を折り畳んだものだと、安定感があり、お尻も冷えずにおすすめです。
椅子に座っている場合も、お尻の下に高さをつけると楽です。
その際、しっかりと座骨で座りましょう。
お腹がつらい場合は、バスタオルなどをクルクルと巻いて、お腹の下に入れると楽になりますよ。
上にも書きましたが、背骨を伸ばすことを意識しましょう。
伸ばす意識だけでも、体幹も鍛えられ腰痛予防になりますし、胸が開いて呼吸がしやすくなります。
背骨を伸ばす感覚がわからない、座るとなんだか不安定な感じがするという場合は、壁際で座ってみましょう。
^_^
お腹が張る時
私は2人目妊娠中に、毎日マタニティヨガをやっていました。
吐く息で筋肉を伸ばす時、痛気持ちいい感覚がありますね。
じんわりとした痛みと向き合い、味わうことで、客観的に自分の状態を眺める練習ができます。
この練習は陣痛時に大いに役立ちました。
また、後期に入ってくると、お腹が張ることも増えてきます。
子宮がキューッとかたくなりますが、そんな時はゆっくり呼吸の出番。
お腹に優しいあたたかい風を送るように、息を吐いていきましょう。
お腹が大きくなり上へ上へとせり上がってくると、呼吸がしにくく感じるかもしれません。
口から吐くほうが楽かと思います。
決して無理をしないようにします。
私は助産院の先生指令で(笑)、1日2、3時間、産む直前までウォーキングをしていたのですが、歩いていると時々、お腹が張ってくるんですね。
そんな時はベンチに腰掛けて、呼吸法をしていました。
ウォーキングをする時は、休めそうな場所がある道を選びましょうね。
お腹の赤ちゃんと一緒にいられる時間は長い親子関係の中でも、限られた時間です。
ぜひ、赤ちゃんへの酸素供給、リラックス、陣痛時の練習、そして赤ちゃんとのコミュニケーションとして、呼吸法(ゆっくり呼吸)を取り入れてみてください。
今日はこのへんで。
次回は陣痛時の呼吸について、体験談を書こうと思っています。