ダウンドッグの手(1)
奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、講師はパニック障害で療養中につき、レッスンはお休みしております。詳細はこちらに)
少しずつ春の気配を感じるようになりましたね。
某奈良にあるビルの屋上から撮影した夕焼け。
日が沈む時間も徐々に遅くなってきました。
奈良に来てから空を見上げることが多くなりました。
近距離に焦点を合わせることが多い現代人には、目の休養にもなりますね。
私の老眼は治りませんが(涙)。
さて、今日はダウンドッグの手について書こうと思います。
ダウンドッグ〜ヨガアーサナのヘビロテポーズ
ヨガのアーサナ(ポーズ)に、度々登場するダウンドッグ。
こんなポーズです。
別名アドムカシュヴァアーサナ、下向きの犬のポーズと言います。
背中→お尻→もも裏→ふくらはぎと、体の背面が呼吸とともに伸びる気持ちよいポーズです。
心臓が頭より上にくる逆転のポーズなので、リフレッシュ効果もあります。
※ゆえに高血圧の方は長時間キープはご注意ください
シンプルで奥深い基本ポーズ
画像をひっくり返すと、座位の基本ポーズ、ダンダアーサナ(杖のポーズ/長座)です。
シンプルな動きですが、背骨のアライメント(フォーム)がポイントであることがおわかりいただけるかと思います。
シンプルなポーズほど奥深く難しいですね。
ダウンドッグはお休みのポーズ!?
太陽礼拝やそれにポーズをつなげて行うフローヨガ(呼吸とともに一呼吸一動作で流れるように行うヨガ)では、特に頻繁に登場しますよね。
その中で「呼吸を整えてお休みするという要素もある」ことをお伝えすると
「えーーー!めっちゃしんどいのに!?」
と異口同音、驚かれる方が多いです。
ダウンドッグでお休みできるのは、ある程度、筋力や柔軟性があり、ポーズの取り方を理解している、やり慣れた方だと思います。
ただ、やり方によって必要以上にしんどいポーズにもなりますので、今回は両手のつき方をお伝えしようと思います。
ダウンドッグの両手のつき方
立つ時に足が大切なことは以前にお伝えしました。
★「日常に生かせる基本ポーズ」
地面とどのように接するかで、そこから伸びる物体の形状も変ることは、建物の基礎を考えればおわかりになると思います。
ダウンドッグの場合、地面に接しているのは両手両足ですね。
特に両手は胴体を支える根元になるので重要です。
両腕のつき方
●両手、両腕の幅
肩幅くらいですが、これも先生によって広め、狭めと言われることが違ったりします。
自分で安定しやすい位置を探っていくと、あ、このへんかなという位置があると思います。
探っていくというのも、自分の体と向き合う時間です。
●肘の過伸展
私の腕なんですが、肘を曲げる方向とは逆にこれだけ曲がっています。
過伸展と言いますが、肘の関節に負担がかかる動きと言われています。
女性に多いです。
気にしなくても大丈夫とおっしゃる先生もおられますが、関節に任せていると筋力もつきませんので、私は真っすぐになるように伸ばすこと(少々肘の関節をゆるめること)を心がけています。
指の広げ方
足もそうですが、接地点が大きいと安定しますので、指を広げて手をつきます・・・と書くと、指の股がちぎれんくらいに開く方がおられますが、そこまでしなくても大丈夫です。
安定感を感じるところを探りましょう。
●手の平から開いてみる
手の平の骨は上のイラストのようになっているので、わたしは赤線のところから開く意識で、指だけでなく手の平も広げています。
そのほうが安定してポーズを取りやすいのですが、どうでしょうか。
お試しくださいね。
●均等に開く
どちらが力を均等に分散できるか、接地点が広く安定するかと言えば、下の写真だと思います。
人差し指と親指は浮きやすいので要注意です。
●両手の中指は平行?
両手の中指を平行にすると指がまっすぐ正面を向きます。
ただ、私は若干、外向きのほうが安定感を感じるので、そうしています。
丁寧にポーズをとる
適当に手をついても、ポーズはとれます。
何がしかの筋肉が伸び、縮みするので爽快感は得られます。
けれども神経が通る大切な背骨の形状、無理のない関節の動きがあってこそのポーズだと私は思っています。
そのためには、建物の基礎となる部分がとても大切ですね。
大木もタワーマンションも基礎がしっかりしているから、風で揺らいでも力が上手に使えて倒れません。
また、丁寧にポーズをとるということは、自分の心身を丁寧に観察していくことです。
これは瞑想へつながる大事な練習にもなると思っています。
ちょっとしたポイントが分かれ道になっていることも多いので、ぜひ、ご自分の体で実験してみてくださいね。
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