冬季うつ対策にはヨガの太陽礼拝!?
奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
わたくし、漬物や発酵食品が大好きです。
 
大阪に住んでいる母が送ってくれた、京都の伝統漬物・すぐき。
 赤いものは奈良の伝統野菜・片平あかねの甘酢漬けです。
 余っていたすし酢で手抜きしました(笑)。
 すぐきに含まれている乳酸菌(ラブレ菌)は生きて腸まで届くそうですよ。
さて、春にはまだ少し時間があるこの季節。
 インフルエンザが猛威をふるっていますが、皆さま、体調はいかがでしょうか。
 冬は眠い、だるい、気持ちが沈むという方もおられるのではないでしょうか。
やる気のなさは季節のせいかもしれません
冬至は過ぎましたが、まだ外が明るくなるのは遅く、暗くなるのは早いですね。
 冬は太陽が出ている時間が夏に比べて少ない季節。
 この日照時間の減少が、私たちの体に影響を与えています。
人間には体内時計がある
朝になると起きて、夜になると眠くなるのは、単に生活習慣というわけではなく、本来体に備わっている機能です。
 脳内には体内時計の働きを司る部位があります。
 朝に目から光の刺激を受けると、体内時計がリセットされます。

 
ですから十分な光を得られない季節や環境の中では、体内時計も乱れてしまうのです。
 日照時間の少ない冬や梅雨、暗い室内などです。
 時差ぼけも同じ理屈です。
賢いのか賢くないのか・・・わからないですね。
 ^_^;
セロトニンとメラトニン
セロトニンと言う物質のことは耳にしたことがある方も多いと思います。
 精神の安定に関連する神経伝達物質です。
朝、明るい光を浴びるとセロトニンは分泌されます。
 そしてセロトニンからはメラトニンという睡眠ホルモンがつくられます。
 メラトニンは心身を休め、体を再生するために不可欠なホルモンです。


冬季うつ、気象病、ウィンターブルーと呼ばれています
日照時間の少なくなる冬になると現われる抑うつ症状は「冬季うつ病」と言われています。
 先日も、女性タレントの方が毎年、冬季うつ病になると告白されていました。
 セロトニンの分泌量が男性より少なく、女性ホルモンの影響を受けやすい女性はなりやすいのです。
冬季うつ病
冬期にのみ、うつ病に似た症状が出る脳機能障害の一種。
おもな症状は、「倦怠感・気力低下」
「集中力の低下」
「過眠・眠気」
「過食」など(一般のうつの場合「不眠」「食欲低下」を訴えることが多い)。
秋から春にかけ憂うつ傾向が強まり、多くの場合3月には自然治癒する。
男女比では女性が圧倒的に多く、男性の4倍近くに上る。
原因として、冬場、日照時間が短くなることにより光の刺激が減り脳の活動が低下する・体内時計が狂う、といったことが考えられている。
事実、緯度が高く日照時間の短いヨーロッパでは、同疾患はごく一般的なものとして知られている。冬季うつ病に投薬効果は低く、治療には強い光を浴びる光療法が第一に用いられ、7割方の患者に効果がみられるとされる。
知恵蔵miniより引用
過食と言うのが大きな特徴です。
 特に炭水化物や甘いものが欲しくなります。
 これは甘い物を食べると、一時的に脳内のセロトニンが増えるからとのこと。
 食べ過ぎの背後にはこのような環境要因があるんですね。
自分を責めないで
●お正月に食べ過ぎたけど、お腹が空いてダイエットできない
 ●眠くて眠くて仕事がはかどらない
 ●朝、寝坊して遅刻した
 ●イライラしたらつい食べ過ぎてしまう
このような症状があると「私って何て意志の弱い人間だろう」と自分を責めてしまいがちですが、脳の機能障害が隠れているかもしれないのです。
 どうか自分を責めずに対策を考えましょう。
 特に、PMS(月経前症候群)や、産後すぐの方、更年期の方はセロトニンが低下しやすいバックグラウンドがありますから、気をつけたいところです。
自分でできる対策
セロトニンはどうやったら増えるのでしょうか。
●朝日を浴びる
 朝日、または同様の強い光を起床時に浴びます。
 するとメラトニンの分泌がストップし、セロトニンの分泌に切り替ります。
●リズム運動を行う
 反復性のある運動は、セロトニン神経系が活性化すると言われています。
 ウォーキング、ジョギング、階段の昇り降り、食事をよく噛むことなどです。
 そして何と言ってもヨガでも一番重要な呼吸法!!も効果があります。
この2つが取り組みやすいものかと思います。
 その他、セロトニンはトリプトファンというアミノ酸から作られるので、トリプトファンを含んだ食品を摂取することも推奨されています。
 ただし、<ばっかり食>はバランスを逆に崩しますので、栄養のあるものをバランス良くで、十分摂取可能かと思います。
●ヨガの太陽礼拝

全くやったことのない方には、少々難しいですが、太陽礼拝もリズム運動の一つ。
 元々朝日を浴びながら行っていたものですが、昔の人は経験的に体がリセットされることを知っていたんでしょうかね。
かくいう私も冬になるとどうしても過食、多眠になりがちです。
 熊やカエルは冬眠できてええなあと思うこともしばしば。
 ですからなるべく朝日を浴びることを意識しています。
今日は若草山の山焼き。
 平城宮跡で眺めました。
 あと一ヶ月半で、今度は東大寺のお水取り、春が待ち遠しいですね♪
 ^_^
| 参考書籍 「マンガでわかる神経伝達物質の働き」(サイエンス・アイ新書) 「脳・神経のしくみ」(マイナビ出版) | 
アメブロ「更年期ヨギーニの忘備録」


