四つん這いのポーズ

奈良市菖蒲池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、レッスンをお休みさせていだいております)

奈良は快晴ですが、自律神経暴走中の私は、おうち引きこもり生活を送っております。
骨男と一緒にリストラティブヨガ(休息と回復のヨガ)。


リクライニングレッグオープン。
支えのある開脚ポーズ。

骨男が持たれかかっているのはヨガボルスター。
ホームセンターのカインズだと比較的安価で売っていますよ。

始まりの姿勢=基本姿勢

さて、こちらで手軽にできるおすすめポーズを書きました。
猫のポーズと牛のポーズ(ビダラアーサナ&マルジャーラアーサナ)
背骨の健やかさと自律神経

猫のポーズ

このポーズ、ヨガの本や動画でもおなじみですね。
マタニティヨガでも行うことが多いです。
(ただし、マタニティさんは反るほうは負担になるのでしなくてかまいません)

同じくヘビーローテーションなダウンドッグ(アドムカシュバアーサナ/下向きの犬のポーズ)。
ダウンドッグ

どちらも四つん這いから始まるポーズです。
四つん這いというポーズ名は聞いたことがありませんが、始まりの姿勢=基本姿勢です。

他の動物との背骨の違い

爬虫類や動物は四足歩行(四つん這い)で生活しますが、人間は二足歩行。
ですから背骨の形状が違いますね。
人間は四足歩行で安定する背骨から、二足歩行で安定する背骨へ変化しました。

ライオンには腰の前向きカーブがありません。
四つん這い姿勢では、腰の部分に橋のような柱がない場合、一番不安定になります。
爬虫類のように太鼓橋のような楕円か、哺乳類のようにゆるい後ろ向きカーブ〜真っすぐに近い形でないと、重力に対抗できません。
また、人間の両手は動物の前足より、可動性はありますが、地面を這って歩くことには慣れていないですね。

ですから、気をつけなければ、不安定な四つん這いになってしまいます。

無意識で四つん這いになると

体の力を抜いて四つん這いになってみるとよくわかります。

●腰のカーブが重力におまかせ状態でダラーンと地面に垂れていきます
●両手に体重がかかり、肩が上がり、首が詰まります
●膝にも負担がかかってきます
●呼吸もしづらいです

前向きカーブのある首や腰、体重がかかる手首、肘、膝などを痛めそうですよね。

ですから、四つん這いは無意識にできる姿勢ではないと思います。
今、運動会や体育祭で行われている組み体操、特にピラミッドは安定した四つん這いをまず作ることから始めないと危ないなと感じるんですが、どうでしょうか。

重力に負けない♪

一番のポイントは、お腹の力を抜かないことです。
腰は反るのが得意なので、力を抜くと重力にまかせて下へ下へと下がります。
筋肉で支えないと腰を痛めてしまいます。
マタニティさんはお腹の赤ちゃんを自分の方へ引き寄せる意識を持っておきましょう。
ちなみにお腹というのはおへそから下だけではありません。
肋骨下部が浮き出ないように気をつけます。

そして、両腕に体重を預けないこと。
両手で、地面から体を引き離すように押し返します。
両手で誰かを拒否するような動きです。

猫のポーズの時もお腹の力を抜かないようにします。
日本人は柔らかさにあこがれが強いですが、柔らかさは強さとセットでないと体を痛めます。

日常生活でも気をつける

こんな姿勢になることもあるかと思いますが、ご注意を。
脇、肩甲骨から動かす意識で。
肩の真下に雑巾がくるように、こまめに移動したほうが負担が少ないかと思います。

ただし、呼吸を忘れると、ガチガチになりますから、息を止めないようにしましょう♪

1日数分のおうちヨガでも毎日すると違います。
自分の心身へ心を寄せるという時間がゆとりになります。
寝る前や起き抜けの数分、ゆっくり呼吸をしながらポーズを味わってみてください。