イメージで動き方が変わる〜腕を上げる
奈良市菖蒲池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、講師はパニック障害で療養中につき、レッスンはお休みしております。詳細はこちらに)
先日、奈良市立図書館に本を返しに。
帰り際に眺めた夕日は心に沁みました。
猿沢池が鏡のように風景を映しています。
ついついインスタ映えを探してしまうアラフィフでございます(苦笑)。
腕が上がらない
さて、アラフィフ世代と話すと「最近、腕が上がらなくてー」という話がよく出ます。
四十肩、五十肩が多いようです。
幸い、私はそのような兆候はないのですが、首周辺の筋肉?靭帯?を長く痛めております。
頸椎に問題があるのかもと思い、先日整形外科を受診したのですが、問題ないとのことでした。
ただ、若干縮んでいる椎間板がある、でも老化だから仕方ないとのこと。年を重ねると色々出てきますね。
^_^;
バンザイできますか?
ヨガでは腕を上げる動作が多いです。
スポーツでも、野球、テニス、水泳・・・頻繁に腕を動かす競技は色々ありますね。
皆さんは両手バンザイはできるでしょうか。
●左右、横から上げる
●前から上げる
使う筋肉は違いますが、最終的にはバンザイになります。
どちらも肩の関節の動きです。
関節とは骨と骨とのつなぎ目のこと。
肩関節と呼んでいますが実は、肩関節は5つあります。
関係する骨は上腕骨(二の腕)、肩甲骨、鎖骨、胸骨(胸の中心の骨)です。
これらの骨と、それをまたぐ筋肉がバンザイに関与していることになります。
腕を上げるとは?
中でも一番動きに貢献しているのが、上腕骨と肩甲骨のつなぎ目=肩甲上腕関節と、つなぎ目ではないけれど、関節のように動く肩甲骨(肩甲胸郭関節とも言います)です。
両手を上げる時、「手を上げる」「腕を上げる」という言い方をすることが多いですね。
ですから、どうしても意識が腕にいってしまいます。
特に腕の付け根の部分や脇のあたりに意識がいかないでしょうか。
けれども両手を上げる時に動く関節は肩関節です。
腕(上腕)とともに、肩甲骨が動きます。
逆に言うと、肩甲骨が動かないと、腕は耳の横まで上がりません。
肩甲骨から上げるのがポイント
ヴィラバドゥラアーサナ1(英雄のポーズ1)。
ヨガではよく登場するポーズですね。
股関節を曲げる動き、伸ばす動きが同時にできるお得なポーズ♪
両腕を上げる時は、肩甲骨から上げるように意識してみてください。
腕の付け根から上げるより、ずっと伸びやかに気持ち良く上がるかと思います。
肩甲骨が動いているのがわかるでしょうか。
注意したいポイント
上の動画を見ても何となくわかりますが、腕を上げる時に背中から腕についている筋肉が伸びていきます。
その筋肉がかたいと、腕を上げるために、腰を反らせがち。
腰に負担がかかりますので、腕を上げる時は、お腹の力を抜かないようにご注意ください。
真上まで上がらないとしたら、それが今のご自分の限界。
それはいい悪いとジャッジせず、ここまでが限界だなと認識すればよいだけです。
肋骨の下部がポコッと出ていたら、腰が反れていますので、お気をつけください。
イメージで動き方が変る
「肺にたくさん空気を送り込んで」と言われて、肺をどのようにイメージするでしょうか。
小さな肺をイメージするのと、背中まであり、さらに鎖骨の上まである大きな肺をイメージするのとでは、吸う空気の量が変ってくると思います。
腕を上げる時も同じです。
イメージを持つと、体が動かしやすくなります。
私ももっと、イメージの大切さを勉強していきたいと思います。
参考図書
「見るだけで体が変わる魔法のイラスト」
「姿勢と動きの「なぜ」がわかる本」
アメブロ 更年期ヨギーニの忘備録