骨盤の前傾・後傾
奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、講師はパニック障害で療養中につき、レッスンはお休みしております。詳細はこちらに)
花々があちらこちらで咲いている奈良。
(奈良ファミリーの屋上です♪)
奈良公園も桜がちらほら咲き始めたそうですね。
本日まで、薬師寺では花会式が行われていますが、今年も断念でした。
30年前、まだ10代の頃、大阪から見に行ったことを思い出します。
当時の趣味が仏像鑑賞、部屋に貼っていたのが阿修羅のポスター。
渋過ぎる若者でした。
^_^;
骨盤前傾、後傾とは?
さて、私はうつ伏せでパソコンを打つのが癖なのですが、結果、ひどくなってしまったのが反り腰。
反り腰=前傾し過ぎです。
よく骨盤後傾とか前傾という言葉を耳にされることもあると思いますが、それはどんな状態なのでしょうか。
そもそも骨盤ってどこ?
骨盤と呼ばれているのは、仙骨、尾骨、寛骨の部分です。
両手で腰骨を触るとゴリゴリと出っ張ったところがありますよね。
ちょうどローライズのパンツが引っかかる場所です。
それが前腸骨棘(上前腸骨棘)です。
また、お尻にあるゴリゴリとした骨は坐骨です。
骨盤は仙骨、尾骨で背骨とつながっている
背骨はイラストにあるように、小さな骨が鎖のように連なっています。
ピンクが首(頸椎)、水色が背中(胸椎)、肌色が腰(腰椎)、その下が仙骨と尾骨になります。
ですから、猫背だと骨盤も影響を受けますし、その逆もしかりです。
骨盤にはたくさんの筋肉が付着している
骨盤は腹筋、背筋、腕を動かす筋、股関節を動かす筋、股関節&膝を動かす筋、骨盤底筋と、たくさんの筋肉の付着点になっています。
ですから、健やかな自然な傾きが保てない状態だと、胴体から腕や脚にまで影響が及びます。
骨盤の役割って?
●内臓を守ること
●背骨までの体重を下半身に伝えること
●筋肉の付着点となり、体を動かすこと
などなどです。
妊娠すると、お腹の赤ちゃんも守る役割もありますね。
また、骨盤にある坐骨という骨は座る時に上半身を支える支点になります。
骨盤の健やかな傾きとは?
人間は活動する時に様々な動きをします。
けれども、ずーっとブリッジをしたり、かがんだままだったら疲れますよね。
ですから、重力に対して、抵抗の少ないポジション=疲れにくい姿勢があります。
スポーツと違い、長時間維持するような姿勢の時は、疲れにくいポジションにすると、疲労が少なくてすみます。
骨盤にも無理のないポジションがあります。
●腰の出っ張った骨が前に出過ぎている&恥骨が引っ込んでいる→骨盤前傾
●恥骨が腰の出っ張った骨より出ている→骨盤後傾
●腰の出っ張った骨と恥骨を結んだ面が前の壁と平行→ニュートラルポジション(無理のないポジション)
左が骨盤前傾、右が骨盤後傾です。
お腹や腰に負担のある姿勢であり、背中や首への影響もあることがおわかりになるかと思います。
また、「いばってそう」「気弱そう」「落ち込んでそう」など、見た目にも影響していますね。
ヨガのポーズで体に染み込ませます
まずはヨガの基本ポーズで、傾きを感じてみましょう。
タダアーサナ(山のポーズ)
わかりにくい場合は壁際に立ってみます。
<腰と壁の間に手の平一枚分入るくらい>が健やかなポジション(ニュートラルポジション)です。
私はヨガマットの上だけでなく、気がついた時にちょこちょこやっています。
骨盤周りの筋肉をほぐしたり、鍛えたりというポーズがヨガにはたくさんありますが、まずは意識すること!
これが大切だと思います。
椅子に座る時も骨盤に意識を
ポイントは坐骨で座り、頭のてっぺんを空に向けることです。
仕事中、勉強中なども時々意識すると良いと思います。
※日常に生かせる基本ポーズ
★私も反り腰をぼちぼちと修正しております。
長年の癖は、地道に修正していくしかありませんね。
腰痛持ちの方は、是非ご自分の骨盤の傾きをチェックしてみてください。
アメブロ 更年期ヨギーニの忘備録