体がかたいけど大丈夫ですか?
奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
去年、熱中症からパニック障害を10年ぶりに再発してしまい、休養中でしたが、ゆるゆると再開させていただきました。
スケジュールはこちらから
今日はレッスンの日でした。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
現在、使わせていただいている奈良市西部公民館は、近鉄学園前駅から徒歩30秒。
駅の隣にあるビルの中。
駐車場もありとても便利です🎶
質問ナンバーワン「体がかたいけどできますか?」
さて、ヨガを始めようという時に一番初めに不安になるのが「体がかたい」ことではないでしょうか。
ヨガのイメージは以前よりは万人向けになったとはいうものの、やはり目に入るヨガのポーズは「これは無理!」というものが多いですね。
開脚パッカーンであったり、前屈ベターだったり、ありえない脚の組み方もあります。
本屋さんやネットであのようなポーズを見ると「できなさそう」と思うかもしれません。
私もヨガの本を見て「絶対、こんなんできへんわー」というポーズがたくさんあります。
柔らかさに対するあこがれ
日本人はどうも柔らかいことに対する憧れが強いようです。
けれども私はヨガをしていてこう思うのです。
●本やネットの見本のポーズはあくまで「最終形態」です。 ポーズはできることが大事なのではなく、どこをどう動かしているのかが大事です。 ●柔らかさは強さとセットです。
●バレエやダンスをやっていたり、体操、フィギュアスケートの選手などでない限り、180度開脚はいらないのでは? |
どこをどう動かしているのか
柔らかさの代名詞の開脚。
私はヨガを始めた時、開脚どころか座ることさえできませんでした(苦笑)。
どうしても後ろへ倒れてしまうんです。
^_^;
そこでお尻の下に毛布を敷いてやっていました。
それでも腰を立てて(背骨を脚と直角/L字型で)座るのは至難の技でした。
実は立って開脚するより、座って開脚するのって難しいんですよね。
お尻やもも裏が硬いと座れません。
座位の開脚(ウパヴィシュタコーナアーサナ)とは、座って脚を開くこと。
ですから、下の写真のようなポーズでいいのです。
左のように、お尻に毛布などを敷いて高さをつけます。
そしてまずは腰が丸まらないようにします。
優先するのはきちんと「座る」ことです。
きちんと座るとは、お尻の骨(坐骨)で座り、背骨を伸ばすことです。
そして脚を開けるところまで無理なく開きます。
膝は曲げていても大丈夫です。
手で太ももを持っているのは背骨を伸ばしやすくするためです。
椅子の上で行うこともできますよ♫
柔らかさは強さとセット
たまに生徒さんでとても柔らかい方がおられます。
そしてカチカチのかたい方もおられます。
どちらが怪我をしやすいかと言うと前者なのです。
生まれつき柔らかい方にお話を聞くと、怪我をしやすくて苦労しているとお話されていました。
骨格模型は筋肉や靭帯がないのでぐらぐらですよね。
そのような状態ではセーフティネットがありません。
関節はどこまでも動く必要はありませんよね。
必要なところまで骨が動いたらそこで止まるためのストッパーが必要です。
それが筋肉や靭帯です。
柔らかさは強さとセットです。
ヨガ=ストレッチのようなイメージがありますが、ヨガのポーズは筋力がないとできないものが多く含まれているのは必要だからです。
ヨガの最終目標は幸せで在ること、そのための手段は瞑想することと言われていますが、座るという動作も筋力がなければできません。
生活上支障があるかどうか
開脚で言えば、出産の時、脚が開かないと困りますね。
今はあまり見かけなくなりましたが和式トイレでしゃがむ動作や草むしりの時に座れなかったら不便かもしれません。
あと何かあるでしょうか・・・
股関節で言えばむしろ開くよりも、前後に動かすことのほうが大切だと思います。
歩く動作に使うからです。
それでも前屈ぺったりまでいく必要はありませんよね。
結論:柔らかくなくて大丈夫
前屈も開脚も体がかたければ色々工夫して行うことができます。
特に「ヨガの和ほこほこ」は初心者向けですから、ありえないポーズは登場しません。
その人ができる範囲で、自分の体と相談しながらやっていただいています。
体は柔らかくなくて大丈夫です。
全く問題なしです。
^_^
アメブロ 更年期ヨギーニの忘備録