「楽になる」から「治る」へ
奈良市あやめ池とオンラインでヨガレッスンをしておりますヨガの和ほこほこのNaoです。1月も半分過ぎました。日照時間もまだまだ少なく、元気が出ない、眠いという方もおられると思います。
今回は「楽になる」から「治る」ことについて。
肩甲骨ヨガ®️で首肩まわりが楽になる、けど?
肩甲骨ヨガの創始者・峯岸道子先生が指導者への講座でおっしゃっていた言葉にハッとしたことがあります。
・コリがとれればいいの?
・スッキリしたでいいの?
肩甲骨ヨガは肩こりや首こり改善は得意です。私自身、大幅に改善され家族に「肩をもんで」と頼むことはなくなりました。
でも肩甲骨ヨガの大切なところはもっと深いところにあるのです。
肩甲骨の動きの悪さは姿勢の崩れへつながる要素
呼吸が浅くなる
肩甲骨はいろんな方向へ動きますが、猫背の場合、背骨から離れた位置で動きが悪くなります。猫背になってみてください。呼吸しにくいのが感じられるのではないでしょうか。
参考
ちゃんと呼吸ができないと何が問題なの?
https://eclat.hpplus.jp/article/63725
他の部位へも影響が
肩甲骨と骨盤は一蓮托生。連動して動くので影響は首肩まわりだけではありません。
肩甲骨は鎖骨→肋骨を介して背骨とつながっていますので姿勢も変化します。猫背や丸腰で腕を上げる動作は肩まわりの関節への負担大です。
体を楽に力強く支える
アスリートだけでなく、スポーツをしない人にとっても「脇を締めて」という言葉は耳にしたことがあるのでは?
体幹という言葉は日常的に使いますが肩甲骨についている筋肉は、体幹を支える筋肉たちと連動しています。
気づくことが改善の始まり
ヨガでは自分の心身を内観していきます。日常生活の癖のみならず、首肩まわりは心の状態を反映することも多いです。今の自分を表す鏡ですね。
ジャッジせずありのままを眺める、これがヨガの基本です。
「楽になる」から「治る」になるには?
おはしの持ち方やスポーツのフォームを修正する時、どうするでしょうか?繰り返し、繰り返し体を再教育しますよね。心の癖も同じです。気づいたら方向修正を繰り返します。
繰り返すことで、点が線になり身につきます。
同じです。
肩こり首こりも「楽になる」という一時的なものは間をあけば、元に戻ります。何度も何度も繰り返すことで「治る」のです。
これは腰痛、膝痛など他の部位にも言えることです。改善にはやはり重ねることが必要です。
肩甲骨ヨガやヨガ棒は気持ち良い動きが多いです。重ねていただき、「楽になる」から「治ったかも!」への喜びを味わっていただきたいです。
Text by Nao