着実こそ確実な道
奈良市あやめ池・学園前・大和西大寺地域とオンラインでヨガをお伝えしているヨガの和ほこほこのNaoです。
SNSはミクシィができた頃は「友だちの友だちはみんな友達だ、世界に広げよう友だちの輪」的な遊びであったと思います。インスタグラムが出てきた当初は「わたしの世界」を写真で投稿するメディアでした。
ところがいつの頃からかお商売の世界がSNSを活用するようになり、今や猫も杓子もSNSです。私もその末席にいます。
楽して、かんたんにお悩み解決!?
SNSに毎日流れてくる投稿を見ていると、お悩みに対して
▪️一発解消!
▪️かんたん!
▪️楽して●●
▪️これだけやって!
▪️数秒で痛みが消える!
そんなキャッチーで目を引く文句が踊ります。
これは書店でもそうですね。はたしてそんなことがあるでしょうか。ないことは皆さんも薄々わかっておられると思います。
お!これ保存しておこう!と、私も何度もインスタグラム投稿を保存しています。でもね、ほとんど見ることはありません。
人は努力なしで、すぐにお悩みを解消したい生き物なのです。
その悩み、どうやって作られたもの?
身体の悩みはある日突然、落ちてくる隕石ではありませんね。長い間かけて作りあげられた癖によるもの、食べ物の影響、心の状態によるものがほとんどかと思います。
それを修正していくには同じように長い時間が必要です。
普通に考えればそうなのですが前述した通り、人はすぐにお悩みを解消したい生き物なのです。人の性(さが)がわかっておられる方、あるいは何度も言葉に踊らされて飛びついて結果が出なかった方は
結局コツコツ重ねていくことが大切
という結論に達していかれると思います。
筋力は年々落ちていく
20歳ごろを過ぎると少しずつ筋肉量が減っていき、70歳代では20歳代の4割程度に減少するというのが一般的な推移といわれています。
30〜50歳代の中年期にあまり運動をしないで過ごすと、筋肉が急激に減少する可能性があります。
加齢に伴い、筋肉量は減っていきますが、筋肉が減ると、肺炎や感染症、糖尿病などさまざまな病気のリスクも高まります。
筋肉と健康・寿命の関係 筋肉量が落ちるリスクと病気について NHK 健康チャンネルより抜粋
長い間かかって作り上げた癖、年々落ちていく筋力、これらに対応するには、癖の修正や、習慣としての運動が大切ですね。
コツコツこそ着実、着実こそ確実な方法
体質、症状、姿勢、心の癖、全て近道はありません。魔法はないんです。もちろん素晴らしいドクター、セラピスト、漢方薬などたくさん存在はしていると思います。ヨガもピラティスもトレーニングも改善している方はたくさんおられます。
でもそれはご本人の継続、努力があってこそです。
コツコツこそ着実、着実こそ確実な改善へつながる道ではないでしょうか。
皆さんの継続を応援し、私自身、学び続けていきたいと日々思っております。マイペースでかまいません。ヨガが合わなければ、他のことでもいいのです。健康なまま一生を終えたいと望んでおられるなら、どうぞ運動習慣やセルフケアは続けてください。
ただね、健康ジプシーにはならないでくださいね。せめてどんなことでも3ヶ月は本気で取り組んでみられてください。
text by Nao