自分の山を登ること/アナトミック骨盤ヨガ
奈良市あやめ池・学園前・大和西大寺エリアとオンラインでヨガレッスンをしております、ヨガの和ほこほこのNaoです。いきなり冬が来た感じですね。私も夕方から夜に出かける時はもうダウンを羽織っております。皆さま、体調はいかがでしょうか。
めまいはどうですか?と尋ねてくださる方、ありがとうございます。すこーしずつ様子見しながらぼちぼちです。そんな中、金曜日はアナトミック骨盤ヨガの創始者、鍼灸師でもある内田かつのり先生のオンラインレッスンに参加しました。
アナトミック骨盤ヨガ®️とは?
アナトミックとは「解剖学的」という意味です。ヨガは何千年の叡智の集合体ですが、現代人の身体にはそぐわないものもあります。アナトミック骨盤ヨガ(以下アナ骨)では、解剖学的な裏付けのある動きを行うことで生理学的、運動学的な効果も狙うヨガになります。
こんなことが期待できます
・自律神経の調整
・深いリラクゼーション
・筋力、体幹力アップ
・疲れにくい身体づくり
・尿もれ予防
・肩こりや腰痛、婦人科疾患など不定愁訴の改善
・姿勢改善
・心の解放
私自身はアナ骨と出会って、頻尿はウソ!?というくらいなくなりました。また、気持ちが前向きになり、落ち込むことが減り、落ち込んでも浮上するスパンが早くなりました。
ヨガは魔法の薬ではない
とは言え、ヨガは魔法の薬ではありません。私の持病、潰瘍性大腸炎は現在、寛解はしているものの時々悪化します。パニック障害もなりやすい体質は治らず、めまいが引き金となり、今は要注意な状況です。
けれどもヨガの知恵は調子が悪い時にこそ生かされています。自分を客観的に見つめること、ゆっくり呼吸をすること・・・・
そして何より、人と比べずマイペースを保つこと。ヨガは勝ち負けの世界ではないんですね。
ヨガポーズはフィットネス
ヨガポーズは運動という側面がありますが人と競ったり、タイムを計るスポーツではありません。フィットネスになります。
フィットネスとは肉体的および健康的観点で「望ましい」と考えられている状態であり、それを目指すための行為・活動
アナ骨もフィットネスですね。キツいとか、強度が高いと言わることが多いアナ骨ですが、フィットネスだと考えると誰でもできる運動だとご理解いただけるでしょうか。
アナ骨オンライン、マイペースで参加してきました
普段、アナ骨を受けてくださる方、受けようかと思っている方に私は
「マイペースに自分の山を登ってください」
とお伝えしています。スポーツではありません。年齢も体力、筋力、気力も、その日の体調も違います。自分のためにやるフィットネスです。
ですから
「あの人に比べて私は・・・」
「全然ついていけない」
そんな気持ちが頭をもたげたら、それこそマインド変革のチャンスです。
比べない、ついていかない練習です。
人と比べず、自分の山をコツコツ登ること
時にとどまること
降りる勇気を持つこと。
私、皆さまにそうお伝えしています。
しかし・・・・
果たしてちゃんとそれを体現しているか?めまいは不安だけれど、じっと寝ている時期は過ぎた、よし、体現してみよう。そう思って臨みました。
頭を下にしない、できることはひたむきに
自分のできる範囲でするってね、葛藤がありますよね。どんどんできる人がうらやましい、それに比べて私は・・・
若いっていいなあ、それに比べて私は・・・色々考えますし、私もそうです。
うらやましさを否定しなくていいと思うのです。そんな感情に引きずられないように、消えていく泡のように眺めておく・・・それがヨガの知恵です。
ひたむきに工夫して、カッコ悪いほどカクブルな脚でも何度もポーズを再チャレンジ。時に勇気を出して休んで。アナ骨に参加してくださる皆さんの顔を思い浮かべながら、がんばりましたよ。
ヨガポーズができるできないは本質ではない
ヨガポーズに上手下手はありません。あるのは自分と向き合う気持ちだけです。
「ポーズが合っているかわからない」という声もよくうかがいます。私もねえ、ピラティスを習っていてそう思うことが多々あります。慣れない動きって頭を使いますし、正解を求めたくなりますよね。
でも起こった変化、起こらない変化、ありのままを見るのがヨガです。ヨガの本質は見ることだと思います。ですから
「ポーズが合っているかどうかわからない」段階なんだなって感じること
で大丈夫。
楽器を演奏できるようになる、スケートで滑るようになる、計算ができるようになる・・・・一発でできないですよね。何度も何度も数え切れないくらい重ねるからわかってくるんです。
ヨガも同じです。
アナ骨で言えば体があたたまったらOKだと思います。そして重ねてみてください。
何度でも言いますが アナトミック骨盤ヨガ、何歳からでも、誰でもできますからトライしてみてくださいね。
対面でもオンラインでもやっております。
頭をあげるとダウンドッグ、楽でした。
text by Nao