アナトミック骨盤ヨガのいいところ
奈良市あやめ池、学園前、大和西大寺地域とオンラインでヨガレッスンをしておりますヨガの和ほこほこのNaoと申します。日照時間が増え、新しいことにチャレンジしやすい気候になってきましたね。
今回は改めてアナトミック骨盤ヨガ(以下アナ骨)のオススメポイントについて書きたいと思います。
キツいとご感想をいただくことが多いアナ骨。何がキツいかと言うと、ゆっくりじっくり動くので反動が使えません。重力に抗い、しばらくキープするのもキツく感じると思います。そのキツさこそ大切な要素なのです。
アナトミック骨盤ヨガで期待できる効果 ・体幹強化 |
ゆっくりじっくり動く
ノロノロ運転、時速5キロで、スローモーションでといつもお伝えしております。反動を使えない状態の中で、筋肉をじっくり動かしていきます。
⚫︎ゆっくり動くので怪我を防ぎやすい
⚫︎ 自分の動きを見つめ、調整しながら動くことができる
⚫︎ 呼吸が止まりにくい
⚫︎ 重力にじっくり抗い、筋力を養う
動いた後はかならず休む、ゆらぐ
しっかり動いた後は、ふわっとポーズをほどき、一度お休みしたり、ストレッチしたり。ここがアナ骨の肝です。
がんばって動いた時、交感神経が優位になり、やる気が満ちていく
がんばった後、ふわっとゆるむと副交感神経が優位になっていく
これは私がめまいがしている時の、ポーズ解除後の前屈画像。自分のできる範囲のポーズでかまわないんです。
筋トレだけを目的にするなら・・・・筋肉が痛くなるまで数セット、短時間のインターバルで重ねていくのがコツです。でもアナ骨が狙っているのは筋力強化<だけ>ではないんですね。
自律神経のゆらぎこそアナ骨の肝です。
ですから、休む時もポーズです。全力で脱力し、ゆらぎを味わってくださいとお伝えしています。そうそう、顔もですよ。怖い顔をしていたら身体はゆるみませんから「よだれの出そうな顔にー」「しまりのない表情でー」「温泉つかってええ湯やなな感じー」って私はいつもお伝えしております。
筋力を使って動いた後の身体は自前の熱であたたまり、ほかほかになっています。内側からの熱は最強の
人と比べない練習、自分の状態を見極める練習 ポーズの解除は自由
グループレッスンでは他の人からやる気や元気はいただいてください。誰かのがんばりに引っ張られて、いつもはがんばれないところまで連れて行ってもらえることは大いにあります。
ただ、がむしゃらに食らいついていく気持ちと、冷静に自分の状態を見つめる目線、どちらも大切だと思うのです。山登りは自分の体力以上のことをすると遭難します。
私がお伝えしているやめ時は
⚫︎脚がブルブルしてきた
これ、無理にすると膝や足首など関節をねじっちゃって危険です
⚫︎息が止まっていた、肩がガチガチ、歯を食いしばっている
違う場所でがんばろうとし始めたらいったん力を抜いてポーズを解除しましょう
そして何より
⚫︎心が折れそう
心が折れる前にやめましょう。それは同調性が強い日本人には勇気が必要です。でも勇気を出して、とっととやめて、またやればいいんです。人生と同じ。
ひと呼吸だけがんばる
そうは書きましたが、自分の性格、今まで生きてきたパターンを顧みて
⚫︎いつも何かから逃げ出している
⚫︎やめ癖がある
⚫︎自分がどうしても好きになれない
⚫︎いつも自信がない
そんな方はひと呼吸だけがんばってみてください。ひと呼吸というのがポイント、たくさんがんばらず、ひと呼吸だけ。それが継続のコツです。人って恒常性があるんですよ。たくさんがんばり過ぎると、揺り戻しがきます。心身が「大幅に変化してるけど大丈夫か?」って気づかない程度がいいです。
ちょっとだけやったことでわかることは「ちょっとだけ」
何かを身につける時、最初は何もかもが初めてで難しいものです。理解できないこともあるでしょう。私の言葉がわかりにくければいつでも遠慮なくおっしゃってくださいね。
それとは別に、物事を覚えること、自分の心身を変えることが簡単じゃないことは皆さんも経験的におわかりだと思います。天才じゃない限り、数学の方程式をいきなり解けるようにはなりません。1+1から始まり、少しずつ少しずつ身につけていくわけですよね。
心身の改善も同じです。能動的に動くということは、人にやってもらう施術と違い、自分の感覚器官を磨いていくことでもあります。コツコツと重ねた人だけがわかる感覚がたくさんあります。
ちょっとやっただけでわかることは「ちょっと」だけです。ですから継続していただき、効果を感じていただきたいと願っております。
アナ骨はだれでもできます 年齢も不問です
ゆっくり動くので運動が苦手な方、関節にお痛みのある方、高齢の方でもマイペースでできます。柔軟性も不要です。必要なのはほんの少しのやる気と継続です。どうぞ、自分の心身を見つめ、維持し、鍛え、整える手段として、アナトミック骨盤ヨガをご活用ください。
お久しぶりの方もお待ちしております。
text by Nao