痛みがある時、ヨガはできる?
奈良市のヨガインストラクター、ヨガの和ほこほこのNaoです。オンラインもやっているので、お時間に合わせてヨガ習慣を持っていただけたら幸いです。
気忙しい季節になりました。一説には現代人が一日で受け取る情報量は平安時代の一生分、江戸時代の一年分だとか。パソコン、スマホの登場により、それは激増しましたね。
脳は情報処理に大忙し。脳も身体の一部ですから疲れます。特に年末は音、文字情報など増えますので、時々なんにもしない時間を持ちたいものです。自省もこめて。
さて、今日は身体が痛い時にヨガはできるのか?です。
中高年の関節の痛み
寒い季節になると、レッスンに参加してくださる皆さんから、関節が痛むというお話をよくうかがいます。多いのが
膝
腰
肩
指
あたりでしょうか。
何十年と使ってきた身体。生活環境、ホルモンバランスや更年期、使い方の癖などでガタもきますね。

まずは自己判断せず、医師の診断・指示を仰いでください
「整体の先生に五十肩だと言われた」
これは実際には(症状から見て)五十肩(だろう)という憶測になります。
病名の診断、治療は医師による行為になります。
ですから、エコーやレントゲンなどで画像診断を受けられてください。腰痛も内臓の痛みからくる場合もありますので、長引く痛みは必ず、受診されてくださいね。
そのため、ヨガのレッスンに来られる生徒さんにも体験時には、どこでどういう診断を受けたのかを記入していただいり、口頭で確認させていただきます。
ヨガをする時に関節の痛みを伴う場合
ざっくりですが、状態によってしても大丈夫な場合と、NGの場合があります
炎症が起きている時はNG
・医師による許可がでていない
・熱を帯びている
・腫れている
まあ、そんな時に参加される方はいないと思いますが、それはNGです。逆に言えばそうでなければOKということになります。
炎症がなく、医師の許可が出たら、少しずつ動きましょう
全身、どこもかしこも痛い!のでなければ、動く部位は多数あるはずです。特定部位が痛いからと、動かないでいたら、他の部位も動きが悪くなります。休むメリットよりもデメリットのほうが高いです。

ヨガは人についていくものではありません
同調性が高い日本人は、人と同じ行動をとろうとします。仲間から外れるとつらい、ついていけないと感じます。これは、農耕をする時には優れた性質だと思いますが、セルフケアにおいては、ちょっと横においておきたい性質ではないでしょうか。
試合に出るためにヨガをするわけではありません。自分の心身へ向けてのケアです。
上手下手
ついていけるついていけない
そういうマインドに気付き、そのマインドから離れて取り組める人のことを、ヨガの上級者だと私は思っています。
「今日はこういう症状がありますので、マイペースでやらせていただきます」と、生徒さんから言われることがあるのですが、私はそういう時、とてもうれしい気持ちになります。
マイペースを保つのは勇気がいりますが、そこが継続への糸口、自分のためにヨガをする道です。
お痛みに対しては配慮させていただきます
あぐらができなくても、四つ這いが痛くても、それ以外のことができるなら、できないからしないはもったいないです。
あぐら以外の座り方でかまいません。四つ這い以外にもできることはたくさんあります。お痛みにあったメニューにさせていただくことはいくらでも可能です。
これは私に限ったことでなかく、ヨガインストラクターは皆さんに寄り添いたいといつも思っていますが、自分が経験していないことに対して人は鈍感なのです。ですからどうかご相談いただけたらと思います。
そして最大のNGは「ついていこうとして、痛みを我慢すること」です。痛いことはしないという練習をしましょう。あ、それは私もです。ついつい・・・ってしちゃいそうになることがありますのでね。
筋肉で関節を守る、血流をあげて緩和する
アナトミック骨盤ヨガをしていると、じっくりゆっくり動いて汗をかくほど暑くなり、気づけば痛みが軽減されていたということがよくあります。温熱療法効果ですね。寒くなってきて痛みが出てくるのは、冷えていることが大きいでしょう。
筋力低下を防ぎ、冷えを予防すること。地味ですが、コツコツ重ねていけたらいいですね。

text by Nao
使えるコアにして関節を守る、ヨガ棒ストレングス、おすすめです♪

