おうちヨガのすすめ

奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、講師は熱中症による後遺症のため、再開に向けて療養中です)

毎朝、おうちヨガをしておりますと、体の変化に敏感になります。
秋が深まり、私の体も日増しに&着実に!重くなっているようです(苦笑)。

体が重くなると、関節への負担も増大します。
立位のポーズは要注意。
膝が特に危険です(自分比)。

わかっていたら何とかせえーーー!という心の声をもてあましています。
^_^;

私のヨガデビューはおうちヨガでした

さて、私は家でネットの画像を見ながら行ったヨガが「ヨガデビュー」です。

<不妊、体質改善>という検索ワードで一ページ目に表示されていたのが、ニンヨウヨガ(妊孕ヨガ)。
当時は不妊に悩む女性対象のヨガでした。
教室は愛知県にあり、大阪在住で、小さな子どもがいた私には通えない距離。
ただ、ありがたいことにネットサークルというものがありました。
先生が画像をアップしてくださり、それを家で各々サークル員がやってみます。
やってみた感想や疑問を、先生に掲示版で尋ね、ポーズを実践。
不妊の悩みも吐露。

ヨガのイメージは今とは大きく違いました。
本の数も少なく、動画もなく、DVDは高くて手が出ない時代でした。

その頃はとにかく、自分の体を自分で改善していくのだという情熱にあふれており、毎朝5時半からヨガをして、その後、子どもを保育園へ送って仕事へ行っていました。
ああ、若かった(遠い目)。

おうちヨガの良いところ

おうちヨガの一番良いところは、人と比べる必要がないこと。
マイペースで自分の心身と対話することに集中できます。

そして自力がつくこと。
教室のように、先生に頼ることはできません。
一人でヨガをしていると「これで合っているのかな」の連続です。
ですからあーでもない、こーでもないと試行錯誤します。
その試行錯誤こそ、心身との対話を深めるのではないかと思います。
教室で習ったほうが早道かもしれません。
けれども遠回りには遠回りの良さがあります。

また、ヨガを習っている方は、おうちヨガを重ねることで、習ったポーズへの効果が圧倒的に深まります。

おうちヨガで気をつけること

おうちヨガは先生がいません。
動画でヨガを行うにしても、間違った動きを指摘してはもらえませんよね。
その分、真剣に取り組まないと体を痛めます。

●ヨガマットを敷いて行う
安全に行うためには、ヨガマットを用意することをおすすめします。
モチベーションにもつながります。

●食事後2時間は空ける
胃に食べ物がまだある時に動くと気持ち悪くなることがあります。
体が消化活動を終えてからにしてあげましょう。

●動きやすい服装で
関節や筋肉、呼吸の動きを妨げない服装で行います。

●時間に合わせて
夜にあまり激しい動きをすると、交感神経が興奮して眠れなくなるんですよね。
眠る前はじんわりとしたストレッチ系がおすすめです。

●痛気持ちいいところでやめること
痛みは体のストッパーです。
これ以上やったらやばいよと教えてくれますので、必ず体の声を聞きましょう。
ちなみに私は体の声を無視して、開脚をし、股関節を痛めたことがあります。
1年くらい痛みが続きました(アホです)。

●呼吸を大切に
動きと呼吸はセットで行います。
意識呼吸をすることで、動きに集中することができます。
また吐く息が筋肉をゆるめてくれます。

●月経中は無理のない程度に
月経中はねじりのポーズ、逆転のポーズはしない、させないという先生が多いです。
子宮の収縮が促進されたり、血流が圧迫される可能性があるからです。
私も、おだやかなポーズで体を休めることがいいのではないかと思っています。

動画や本を参考にする場合のポイント

独学でヨガを始める方は、何かしらのお手本が必要です。
今は動画サイトなどヨガレッスンもアップされています。
本屋さんに行けばヨガの本が並んでいます。
ただ、情報があふれすぎていて、わからないですよね。
^_^?

動画を選ぶ時のポイント

★「これが無理ならこういう方法で大丈夫ですよ」という、軽減ポーズ(初心者向け、筋力のない人、体のかたい人向け)の提示があること

私は昨日、20分ほどのヨガ動画を見ながらヨガをしていました。
すると縦開脚が始まりビビりました(笑)。
「縦開脚ができない人は・・・」という説明がありません。

横開脚は自分の範囲内で脚を広げることができますが、縦開脚は、重力という負荷がかかり、体を途中でストップするのは難しいです。
ということは、できない人はそれを見ているしかないんですよね。

上のイラストはアンジェネヤアーサナ(三日月のポーズ)、別名半分の猿王のポーズと言います。
半分ではない猿王のポーズが縦開脚です。
ですから縦開脚の前段階のポーズと言えます。
楽に縦開脚ができる人以外は、これで十分ではないでしょうか。

どんな形かではなく、どこを伸ばすか、どこの筋肉を鍛えるかが大切です。
親切な先生は必ず、軽減ポーズを提示してくださいますので、そういう動画を選んでリピートしてみてください。

本を選ぶ時のポイント

本を見ながらという場合は、

★ポーズに入るまでの動きがなるべく細かく掲載されているもの
★ウォーミングアップが掲載されているもの

がおすすめです。

完成ポーズしか載っていないものだと、そのポーズに近づけようとして、違う部位を動かし、体を痛めかねません。
また、「私には無理やわ」とやる気喪失にもつながります。

特に前屈や開脚前屈のポーズでベターッと体と脚が2つ折りの写真しか載っていないものは、途中の動きがわかりませんよね。

 

前屈でメインに行う動きは、股関節=脚の付け根を前に曲げる動きです。
ですから、太ももの裏がつらい時は膝を曲げてもかまいません。
そういう<体がかたくてもできる>前屈のポーズが紹介されている本を探してみてくださいね。

ウォーミングアップは必要不可欠な要素です。
いきなりポーズに入ると気持ちも体も準備ができておらず、怪我へつながります。
これらが紹介されている本が良いかと思います。

毎日行うからこその効果

ヨガのポーズは一週間に一回、たくさんするよりも、ちょこちょこと、日々行うほうが効果があります。
お肌と同じで、日々のお手入れが大事です♪
また習慣化することで、体の変化を感じやすくなります。

あれもこれもとせずとも、2、3のポーズを一ヶ月続けてみてください。
ホルモンの変動で、月経前に柔らかくなるのを感じる方もおられると思います。
(リラキシンというホルモンが靭帯をゆるめます)

時間のない方は呼吸だけでも意識してみましょう。
吐く度に余分な体の力みを抜いていきます。

私は現在、リストラティブヨガという動かないヨガ(休息のヨガ)を、毎日しているのですが、ホルモン変動の時には必ずなっていた肩こりと頭痛が消えました。

リストラティブヨガの本

動いていないのに、です。
呼吸や、リラクゼーションの大切さを痛感しました。
本を何度も何度も読み直し、試行錯誤しながらやっております。
ワークショップで習うのも楽しいですが、自力の学びはそれとは違う楽しさがあります。

安全に、ぼちぼちと、おうちヨガを楽しみましょうね。
^_^

アメブロ「更年期ヨギーニの忘備録」