マタニティヨガ無料レッスンin奈良学園前 ありがとうございました
奈良市あやめ池・学園前・大和西大寺の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
去年、熱中症からパニック障害を10年ぶりに再発してしまい、休養中でしたが、ゆるゆると再開させていただきました。
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体験参加は随時受け付けております。
マタニティヨガレッスン、ご参加ありがとうございました
昨日「マタニティヨガ無料レッスンin学園前」を行いました。
ご縁があり、やることを決めたのが8月下旬。
急な告知だったにも関わらず、4人のマタニティさんが参加してくださいました。
妊娠後期の方おふたり、妊娠中期の方おふたり。
ママさんがおふたり、初産の方がおふたりです。
中期の方はなんと出産予定日が同じといううれしい偶然もありました。
命を宿す大変さ、尊さ
レッスン前、レッスン後、お話の中に出てきたのは、命をお腹に宿すことの大変さ。
「足がむくみ、静脈瘤ができてつらいです」
「つわりがなかなかおさまりません」
「初めてなので、なんとなく不安」
「上の子の世話があるから休んでもいられません」
「自律神経が乱れやすいタイプなので、頭痛がありますが薬が飲めません」
(飲める薬を出してもらってはいるけれど、頼り過ぎるのがこわいとのこと、お気持ちわかりますね)
ああ、母とはこうやって、大変な思いをして胎児を守り育てているのだなあと深い感銘を受けました。
私自身、オカンになって20年、かつてマタニティだったわけですが、もう忘れかけていた感覚でした。
今、書いていて涙が出そうです。
(おばちゃん、涙腺ゆるゆるでございます)
マタニティさん、そして小さい子どもを持つママさんの、子どもを守りたいというひたむきさほど、強いエネルギーはないのではと思います。
その尊さを核家族になり、ご近所つきあいも激減した現代社会で、私たちは忘れかけているように感じました。
マタニティさんって大変
赤ちゃんを産むために、女性の体は色々変化します。
●靭帯がゆるむ
胎盤からリラキシンというホルモンが出て、靭帯を弛緩させ、分娩時に胎児が通り抜けやすいようにします。
そのため、妊娠中は腰痛などが出やすくなります。
●血液量が増える
赤血球などの成分は増えませんが、血漿と呼ばれる水分が非妊娠時に比べ、1.5倍に増加します。血液をさらさらにして、血管を血液が流れやすくするためです。
そのため、妊娠中はむくみが出やすくなります。
●心臓から押し出される血液量が増える
非妊娠時に比べ、30%から50%増加すると言われています。
胎盤が形成され、胎児が成長するためとのことです。
そのため、妊娠中は心拍が上がりやすく、動機が出る場合もあります。
他にも色々な変化があり、また、産後は一気にホルモンが減ります。
そのことで、心身が不安定になる、いわゆるマタニティブルーも起きやすくなります。
どんなに現代医療が発達しても、人工子宮はまだ?ありません。
女性がお腹の中で育てるという体験は、素晴らしいと同時にやはり命がけという一面があります。
だからこそ、ケアが必要ですね。
セルフケアももちろんですが、家族、特に夫から妻へのケア、そして社会全体でのケア、何より前提としての「理解」が必要だと強く思います。
様々なヨガポーズをしました
まずは呼吸法から始め、体をほぐしていきました。
妊娠するとお腹の重みで姿勢も変化します。
特に負担がかかりやすいのが、腰です。
上に書いたホルモンの影響と姿勢変化の影響をもろに受けてしまうんですね。
お腹の重みで背中が丸くなったり、それを支えようとして反り腰になったり。
体幹を使わずに腰に頼ると、腰痛になりかねません。
姿勢を感じながらヨガポーズを行うのは、一般の方もマタニティさんも同じです。
立位のポーズは椅子を使って行いました。
出産に向けて、足腰の力も必要ですね。
そして最後はリラックスポーズ。
こちらはヴィパリタカラニというポーズですが、むくみに有効とされています。
奥のマタニティさんは後期でお腹が大きいので、ボルスターを使い、体を少し起こして行っていただきました。
最後はシャバアーサナ(くつろぎのポーズ)。
中期の方は膝に円形のボルスターを入れて、後期の方は左側を下にして横向き(シムスの体位)で足をボルスターに乗せて行っていただきました。
仰向けがつらくなってくるのもマタニティならではですが、工夫することで楽になります。
陣痛と陣痛の間に上手にリラックスすると、最後に産み出す時、そして産後に体力を温存できます。
^_^
ママも赤ちゃんもハッピーでありますように
マタニティさんはお腹の赤ちゃんのことを24時間考えています。
自分を忘れるくらいに。
けれども、母体あっての赤ちゃんです。
まずはママがハッピーであることが大切だと思います。
上にお子さんがいる方はどうしても自分の時間を持つことが難しいですが、時に自分ファーストを意識的にしてあげてくださいね。
どうか、地球上の全てのマタニティさんと赤ちゃんがハッピーでありますようにと願わずにはいられません。