呼吸/深い呼吸がオススメなワケ
奈良市あやめ池とオンラインでヨガレッスンをしておりますヨガの和ほこほこのNaoです。
いきなり暑くなったり寒くなったり。体温調整が追いつかない中、もう紫陽花が咲き始めていますね。
さて、先日の
呼吸/肺の大きさってどれくらい? の続きです。
ヨガに限らず
・呼吸が浅いと良くない
・早い呼吸はNG
・深い呼吸をしましょう
そんな言葉を皆さんも耳したことはたくさんおありかと思います。
なぜ深い呼吸がいいのでしょうか。
一回に吸う空気の量ってどれくらい?
人間の1回あたりの呼吸の量は 500ml です。
ペットボトルくらいですね。
そして1日に2ー3万回も私たちは呼吸しています。
吸った空気が全部肺に到達するわけではない
空気は肺に入り、肺胞に到達することで初めて酸素と二酸化炭素のガス交換が行われます。けれども肺に入っても肺胞まで到達しない空気があります。
1回の呼吸で到達しない空気は150mlにもなるそうです。
浅くて速い呼吸 VS 深くてゆっくりした呼吸
1分間呼吸するとします。
● 浅くて速い呼吸の人→ 1回250ml 32回
● 深くてゆっくりした呼吸の人→ 1回1000ml 8回
肺に入る空気の量は8000mlと同じですね。
では肺胞まで到達する量はどうでしょうか。150ml×呼吸数を引いてみます。
● 浅くて速い呼吸の人→ 3200ml
● 深くてゆっくりした呼吸の人→ 6800ml
浅くて速い呼吸だと効率が悪いのがおわかりになると思います。
まずは息を吐くことから
私は過去、過換気症候群(過呼吸)に苦しんだことがあります。過呼吸は空気の吸いすぎが原因なのですが、本人は息が苦しいので酸素が足りないと感じ、ますます息を吸ってしまうんですね。
息の吸いすぎは逆効果になります。
しっかりと息を吐くことで、空気は自然に入ってきます。
まずは、ゆっくりと吐いてくださいね。
txet by Nao
参考文献「不調の9割は呼吸と姿勢でよくなる!」奥中哲弥著/あさ出版