ヨガとの違い〜ピラティスとは?と先生に尋ねてみました

奈良市あやめ池・大和西大寺・学園前とオンラインでヨガレッスンをしておりますヨガの和ほこほこのNaoです。寒暖の差で体調が不安定な方が多いです。レッスンに行きたいけどどうしようという時がありますね。

私の場合です。

・単純に動きすぎの時は休むか、瞑想やニードラ、ストレッチなどのゆっくりしたヨガ
・自律神経が乱れて体調が悪い時はヨガ
・考えすぎの時はもちろんヨガ
・やろうかどうしようか悩む時もヨガ

頭痛の時は偏頭痛の時は休みます。緊張型頭痛の時はヨガをします。低気圧やホルモン変動で偏頭痛の時は動くと悪化することがありますので静かに休むことをおすすめします。

さて、私は月に2回、奈良県桜井にあるsuma wellness 万由子先生のピラティスレッスンを受けています。元々、オンラインで先生がされていた運動学講座に参加したのがご縁です。

最近、ピラティスが流行っており、あちこちでピラティススタジオがオープンされています。私も生徒さんに「ピラティスって何ですか?」「ヨガとの違いは?」と質問されることがあります。どう答えたらいいのかわからなかったので先生に質問してみました。

ピラティスって?

1883年、ドイツで生まれたJoseph  Pilates(ジョセフ・・ピラティス)さんが考案したエクササイズです。

ピラティスの歴史

昨今の世間のイメージは体幹トレーニング、マシンピラティスのイメージが多いでしょうか。委託レッスン先でピラティスしかしたことのなかった女性が「ヨガでも筋肉を使うのですね」とおっしゃっていました。ヨガは柔軟体操のイメージなのかな・・・

 

ピラティスはキツい。ヨガはリラックス、そんなイメージをよく耳にします。

 

ピラティスはコントロロジー

先生に「ヨガの生徒さんにピラティスって何ですか?と聞かれるのですがなんて答えればいいのでしょうか?」とお尋ねしました。

先生はこのように答えてくださいました。

「身体をコントロールすること、ピラティスさんが使っていた言葉はコントロロジーなの」と。

コントロロジーという明確、かつシンプルな答えに私はいたく感動しました。逆にいうと見た目だけ真似てもコントロロジーにはならないのです。

無意識下だと人は癖のままに動きます。それが積もり積もって負担倍増の部位、さぼって使えなくなる部位が出てきます。結果、痛みや不具合として現れてきたりします。

楽に、機能的に、身体という与えらえた道具を使っていくために自分の意識でコントロールする術を身につけること。
バランスよく、安定して立ち、歩き、座れることを学ぶ・・・そんな感じで私は先生のレッスンを受けています。

この前は1時間、足の調整方法と意識づけで終わりました。先生は「足ばっかりで終わったけど大丈夫だった?」と最後に言われていましたが、私が求めているのは鍛えたい!ではなく、まさにそういうこと。コントロロジーという言葉に集約されている気がします。

 

じゃあヨガってなんぞや?

これはねえ、私は一言で言うのが難しいのです。万由子先生のピラティスレッスンは深い瞑想のクラスを受けているのと同じなのです。心と身体がつながる感覚、マインドフルネス、あせったり恐れたりしている自分を眺める自分がいること。

何千年の歴史があり、数え切れない道があるヨガ。

ヨガ哲学、瞑想、ポーズ、生き方・・・・

ではその道の向こうにあるのは何?

私は 幸せに今在ること ではないかなと思っています。そのための方法が多彩なだけ。だからピラティスとヨガも私の中では区切りはありません。

ヨガ=ポーズではない

ひとつ言えるのはヨガはポーズができるようになることではありません。

もちろんポーズは現代人の運動不足を補う大切なセルフケア。でもそこにはコントロロジーという意識がないと癖を増長させたり、怪我をしたりするものになってしまいます。

ポーズができるできないではなく、ポーズをとっている時に自分の身体を感じること、ポーズに執着している自分を手放すことが大切ではないでしょうか。

ヨガは何歳からでもできますし、人を選びません。これはたぶんピラティスも同じです。

ヨガに対する誤解をときたい・・・・・text by Nao