ヨガや運動で大人の脳も変わる

奈良市あやめ池・学園前・大和西大寺地域とオンラインでヨガレッスンをしております、ヨガの和ほこほこのNaoです。花粉症と黄砂で声も鼻声、グロッキーな日々ですが、花粉症族の皆さま、いかがでしょうか。

さて、今日から1週間、「オーガニックライフ東京」という春のヨガイベントのオンラインクラスを受講予定。去年も受講し、感銘を受けた講義を今日も受講することができました。

 

「運動とインクルーシブヨガと」を受講

積田綾子先生は小児科医、ヨガインストラクター、そして生活介護事業所サクラボテラスの所長でもある方です。長く、障害をお持ちの方の治療や支援に関わっておられます。

積田先生がされている投薬以外の方法、生活を変えることでその方の心身、生き方が変わっていくというお話は心に響くものでした。

 

インクルーシブとは

インクルーシブ社会(インクルーシブしゃかい)とは、社会を構成するすべての人は、多様な属性やニーズを持っていることを前提として、性別や人種、民族や国籍、出身地や 社会的地位、障害の有無など、その持っている属性によって排除されることなく、誰もが構成員の一員として分け隔てられることなく、地域であたりまえに存在し、生活することができる社会をいう。インクルージョン、社会的包摂、包容ともいう。

Wikipediaより

 

ヨガの目指すものはまさにインクルーシブだなと感銘を覚えました。

運動で今ある状態から改善していく

まとめきれないのでメモしたことをシェアさせていただきます。

⚫︎ポーズをとることの大切さ

小脳、バランスの脳は感情と関わっている
バランスポーズは小脳を鍛える
小脳を鍛えることで感情をコントロールする部位が活性化していく

 

⚫︎視線が下がると?

視線が下がると認知症が進む
立位で視線を上げるだけで脳細胞が活性化する

 

⚫︎外での楽しい運動がオススメ

屋内での運動は環境からの影響が少ない
外での運動は五感を刺激する
様々な経験をすることで脳は発達する

 

⚫︎神経は再構築されていく(神経可塑性)

大人の脳も変わる
繰り返すことでとシナプスができていき、ネットワークが強化される

 

⚫︎運動と鎮静、どちらも大切

ヨガは活動と休息のリズムを整える

 

⚫︎主体的か反応的か

ヨガは自分の感情や行動を意識的に選択する練習
自己認識と自己調整力が高まる

一方反応的とは外部の刺激や状況に無意識に反応するパターン
ストレスが高まると反応的になりやすい

⚫︎ヨガは女性への効果が高い

ホルモン、自律神経、月経関連、妊娠出産などにおいてヨガの効果は多くの研究で認められている

⚫︎ヨガのグループレッスンで愛情ホルモン・オキシトシンが放出される

神経伝達物質オキシトシンはストレスを緩和してくれる
ヨガの呼吸や有酸素的運動が効果的
グループレッスンでの協調などでよりオキシトシン放出が高まる

(ただし、オキシトシンはたくさん出たらいいものではないとのこと/ヨガで出すぎることはない)

⚫︎発達障害を持っている方へのヨガの効果

ストレス緩和、攻撃行動の低減、自己調整力の向上など、複数の研究結果が出ている

 

 

人と比べないでの意味

人と比べないでと言われても、比べてしまいますよね。比べるか比べないかではないと思っています。

比べている自分を観察し
比べない選択を主体的にすること

だと私は思います。

積田先生の生活事業所ではいろんな障害をお持ちの方が一緒にヨガをされているそうです。それこそインクルーシブですよね。

ヨガの和ほこほこのレッスンでも、病気、体の痛み、体調、年齢、いろんなことが全員違います。上手・下手の世界線から、自分をよりよくするために運動したり、休む世界線へ、ぜひ練習してご自分を導いていただけたらと思います。

text by Nao