マッサージなど(受動)と運動(能動)の違い
奈良市あやめ池・学園前・大和西大寺地域とオンラインでヨガレッスンをしております、奈良ヨガの和ほこほこのNaoです。
寒暖差ヤバ過ぎん!?な春ですね。
・花粉症がキツい
・体調が優れない
・気持ちが沈む
・持病が悪化
など春はバランスを崩しやすい季節でもあります。私も張り切りすぎてまた、めまいが出ておりました。皆さん、体調はいかがでしょうか?
積ん読地獄!?
さて、私は仕事柄、いろんな本をついつい買ってしまい、読むのが追いつかない「延々積ん読地獄」に陥りがちです。今もこちらが1ページも読まれないまま。
去年、小児科医でヨガインストラクターの積田綾子先生の講座でお話をうかがい、↓の「脳を鍛えるには運動しかない」を読み、感銘を覚えました。その続きで「運動脳」も購入したのですが・・・・いつまで積ん読のだろう(苦笑)。
運動がさまざまな効果をあげることは、皆さんも体験的にもご存じかと思います。私は放課後デイサービスで月に1度、中高生とヨガをしています。ヨガはしないのでは?と大人が思っていた学生さんも、楽しそうにヨガをする姿があります。子どもたち、10代の若者たちに自分の心身を感じる習慣を持って欲しいと痛感しています。
自力で動くことの大切さ
そして現在、順調に読み進めているのがこちらです。
積ん読の「運動脳」との違いはわかりやすく、読みやすいデザイン。「運動脳」は訳本なので小さい文字がびっしりで、ヘビーな老眼の私にはつらいんですよね。加えて中身が、え?このお値段でいいのって思うくらいおもしろいです。
マッサージ、受動的ストレッチと能動的に自分で動く運動との違い
これは受動的な施術、セラピーを否定しているわけではないことを先にお伝えしておきます。運動はこんな感じで行われます。
⚫︎ 脳で運動をイメージする
↓
⚫︎ 体のいろんな感覚を統合し自分で動く
↓
⚫︎ 思い通りに動くことができる
このようにスムーズだと思い通りに動けない、動き方がわからないなど、イメージと体の感覚にズレが生じると、体への認識が減ります。認識が減ると姿勢が崩れてもわからなくなります。
たとえば、体が硬い人は「関節が動く」という情報は少なくなります。情報が少なければ、そのぶん「体がどんな状態?」の理解も低くなります。
赤ちゃんや幼児は自分の体で遊びますよね。舐めたり、転がったり、くるくるまわったり。そうやって自分の感覚情報を増やしているんですね。
(外遊び、体を使った遊びがいかに大切かですね)
運動することで体への気づきを増やし、感覚情報を養うこと、これは受動ではできないことなんですね。それを考えるとヨガニードラはガイドつきの瞑想ですが、受動ではないことがわかります。
継続が大切です
掛け算の九九、漢字を覚える時、繰り返し繰り返しされたのではないでしょうか。ヨガも、そして他のこともそうですね。
やり方がわからない、 いろんなことに注意が向いて頭が疲れる 合っているかわからない 力んでしまう ↓ あれ?前より動けるようになったかも? ↓ 無意識でも動けることが増えたら、より微細な動きに集中できるようになった |
赤ちゃんでさえ、歩くのに1年かかります。そこから大人になるまでにかかる時間を考えると、継続、繰り返しが大切ということがおわかりいただけるかと思います。
とは言え、マイペースで大丈夫です。体育のように点数をつけたり、スポーツのように競うものではありません。ヨガはフィットネス、自分の健康増進、維持のために行うセルフケアです。
皆さんが体験に来られた時のことを思い出すと、私はいつも感銘を覚えます。自分のペースで継続して参加されている方、間が空いてもまたヨガを再開された方は、佇まいも動き方も表情も変わっておられます。
人間は「動物」です。どうぞ動くことを習慣づけられてください。私も心がけていこうと思います。
(参考「インストラクター・セラピストのための姿勢のバイブル」)
text by Nao