ヨガマットのご紹介/初心者ほどヨガマットはいいものを
奈良市あやめ池・学園前・大和西大寺地域と、近鉄奈良駅地域、そしてオンラインでヨガレッスンをしておりますヨガの和ほこほこのNaoです。
暑さが和らぎ・・・ませんね。夏の疲れがどんどんたまっているアラカンの私です(苦笑)。
さて、私はキッチン道具が好きなのです。いい道具、お気に入りの道具は作業を助けてくれます。特に自分の誕生日に買った京都有次の包丁は、トマトもスパッと切れ、ストレスフリー!包丁ひとつで作業がこんなに変わるのかと日々感じています。
実はこれはヨガマットにも言えることなのですね。良いヨガマットだと、余分な力みもいらず、動きを助けてくれます。初心者の方ほど、良いヨガマットを使っていただきたいです。
目次
・ヨガマットは何のために使うの
・ヨガマットの厚み
・ヨガ歴25年のアラカンヨギーにが考える良いマット
・素材はどんなものがいいの?
・おすすめのヨガマット
・道具はじっくり選んでください
ヨガマットは何のために使うの?
ヨガマットを使う目的は次のようなことがあげられます。
安全
床や畳の上で行う時に衝撃を和らげます。また滑って転倒したり、膝をついて痛めたりするのを防ぎます。仰向け時、背面を守ります。
アライメント(フォーム)の調整
細長いヨガマットは、両足を揃える、手をつく位置などの確認にも使います。均等に手足を並べる意識を持つだけで自力整体に。真ん中にラインが入っているヨガマットもあります。
パーソナルスペース
グループレッスンの場合、他者との境界線になります。また、自宅ヨガでも、マットを敷くだけで、自分の空間を作ることができ、ヨガに取り組む意識も生まれます。
ヨガマットの厚み
1-2mm
薄いので旅先に持っていくなどで使う方がほとんどです。初心者の方にはおすすめできないかもです。
3mm〜3,5mm
こちらも薄いです。軽くて持ち運びはしやすいですが、膝をつく時、シャバアーサナの時などは痛いかもしれません。
4mm〜5mm
重さ、クッション性など主流の厚みです。迷った時はこちらだと間違いがないです。
6mm
寝転ぶと背中や腰が痛い、膝をつくと痛い方はこちらだと4mmより楽かもしれません。ただ、持ち歩く時に4mmより重くなること、丸めると厚みが出ることをどうとらえるかでしょうか。
10mm
厚みがある分、寝転んだ時は安定感があります。家用で、座位やあおむけ用だといいかもしれません。ただ、立位の場合、素材によっては踏みしめにくい可能性も。
ヨガ歴25年のアラカンヨギーニが考える良いヨガマット
私が色々なヨガマットを使ってきて感じることです。
長持ちする
私は100円均一のマット、1000円のマットから1万円超えのマットまで10本以上持っております。お値段以上のものもありますが、総じて安いものは
・破れる
・伸びる
ことが多く、結果的に買い替えのタイミングが早くきたりします。
長持ちしない素材の良いマットもありますが、その場合、長持ちしないというデメリットより、グリップ性が高いなどメリットが大きいんですね。それをわかっていて買うのはありです。でもヨガを習われている皆さんは長持ちするマットの方がいいかと思います。
100均のヨガマットは逆に外ヨガなどでは愛用しています。
グリップ性(滑らない)
これはダウンドッグの時に顕著です。こちらのポーズですね。ヨガレッスンでたびたび登場します。
手が滑ると余分な力が必要になり、十分なポーズの効果が得られません。そして怪我につながる可能性も生まれます。
ヨガの内容によっては、適度に滑るほうが安全な場合もありますが、ポーズを一定以上、保持することの多い当教室では滑らないマットのほうが安全だと思っております。
持ち運びする場合、重さもチェック
素材によっては重いものもあります。徒歩で移動、車で移動など、活用の仕方を考えましょう。重さの記載があるものが多いですから必ずチェック。徒歩や電車で移動する可能性がある場合は、軽い素材がおすすめです。
かわいいは正義
やっぱりね、色とかロゴとか、かわいいもの、好きなものっていうのは大切ですね。
アンリベベさんのマット、リバーシブルでカラーリングがかわいいですね。
素材はどんなものがいいの?
PVC ポリ塩化ビニール
1番多く出回っている素材。100円均一や、ホームセンターで売っているヨガマットはほぼこちらの素材かと思います。
メリット:安いので気軽に購入可能 種類が多く選択肢が豊富 手に入りやすい
デメリット:耐久性 滑りやすいものが多い 臭いが気になる人も
TPE(熱可塑性ねつかそせいエラストマー)
エコヨガマットと謳った商品名が多いです。文字通り、エコな材質で土に還ります。
メリット:臭いが少ない 軽い 手入れがしやすい 耐久性がある 比較的滑りにくい
デメリット:(現在は価格が下がってきていますが)PVCに比べると高価 ネット販売が主流
天然ゴム
高いグリップ性(滑らない)があり、ヨガ上級者に人気の素材。
メリット:滑りにくい 安定性 エコ
デメリット:重い 臭いが気になる人も 天然ゴムアレルギーの方は要注意
上の3つの素材が手に入りやすいかと思います。
その他
PU(ポリウレタン)・・・撥水性が良く滑りにくいが高価
EVA(エチレンビニールアセテート)・・・水に強く軽いが、長持ちしないかも
畳やコルクのマットもあります。購入される時に素材もご確認ください。
こちらのマットはPU素材です。
おすすめのヨガマット
私はアレルギーがあるので天然ゴムは使ったことがありません。ただ、仲間の先生たちから聞く評判などもありますので、いくつか使っていないものもご紹介いたします。
使ったことがあるマット
画像の他にもカラーバリエーションがあります。くすみカラーが人気です。程よいグリップ性、軽さ、耐久性など、バランスがとれたマット。どのマットがいいですか?と質問を受けた時には必ず、こちらをおすすめしているので、当教室では使っている方が多いです。
以前はプラネットサダナという名前で販売されていたものです。サダナとはサンスクリット語で修行、練習を表す言葉。日々の積み重ね、プラクティスを重ねるとことで心身を整える、最高のパートナーに。
私も家用にこちらを愛用しています。耐久性抜群、大きさも長め、広めのヨーロピアンサイズ。一生物のマットです。
持ち運びにはちょっと重いです。
手汗をかけばかくほど滑らなくなるこのマットは、ちょっとお高いのですが、私がアナトミック骨盤ヨガをする時に必ず使用する愛用品です。
穴が空いていないもの(ピンクとグリーン)もあります。PUという素材を使っています。他のメーカーのPU素材も持っているのですが、同じ素材でもグリップ性はこちらがピカイチです。
ただ、使用から3年経った現時点で、グリップ性がなくなってきたように感じます。あと傷はつきやすいです。私の体感では耐久性は低めかもしれません。
こちら小さめサイズで、400円。これ、お子さん用や、外ヨガに。私は肩甲骨ヨガでこちらの背中に入れるプロップスとしても使用しています。レッスンで使っているピンクのアレです。
使ったことはないけれど評判を耳にする定番マット
お値段見てびっくり!!!なのですが、紹介だけ。アマゾンのレビューでは期待に反し滑ったと書かれていますね(汗)
スリアさんのくすみカラー健在。最近出たものです。天然ゴムとTPEのそれぞれの良さを活かしたハイブリッドヨガマット。軽くて滑らない、というのが特徴です。リバーシブルで使えるのもうれしいですね。
このヨガマットを持っていたら「おぬし、できるな!」と感じるかもなヘビーユーザー御用達のマットです。興味のある方はリンク先のレビューを読んでみてくださいね。
天然ゴムのヨガマットでは有名なメーカーです。色展開も多く、グリップ力は最高との声ですよ。
道具はじっくり選んでください
「続くかどうかわからないから」と適当に買うことは<私は>おすすめできないです。体験の方には納得いくまでヨガマットはお貸ししますので、続けられるかどうかゆっくりお決めになってください。
そして続けてみようと思われたなら、ぜひぜひ良いマットを、楽しんで、お選びくださいね。ファーストマットは価格的には、5000円から10000円の間くらいだと、いいマットに出会う確率が高くなると思います。
そして、今時はレビューがたくさんホームページやショッピングサイトに載っているので、よく読んでみられてください。
これはヨガワークスさんのサダナ。
text by Nao