ヨガで更年期を乗り切る
奈良市あやめ池・学園前・大和西大寺の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
去年、熱中症からパニック障害を10年ぶりに再発してしまい、休養中でしたが、ゆるゆると再開させていただきました。
スケジュールはこちらから
体験参加は随時受け付けております。
大和西大寺にある「あぐりーと」さんのお野菜で作ったそうめんペペロンチーニ。
丸オクラはねっとりしていて美味しいですね♪
更年期症状いろいろ
さて、私は更年期の真っ只中です。
更年期とは「生殖期(性成熟期)と非生殖期(老年期)の間の移行期のことで、卵巣機能が減退し始め、消失するまでの時期」をいいます。
更年期の年齢は、一般的に閉経前後の数年間をいいます。閉経*の年齢は個人差が大きく、40代前半に迎える女性もいれば、50代後半になっても迎えない女性もいますので更年期の年齢は個人差があります。
メディカルノート 医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイトより
数年前のある夜、突然、ぐっしょりと寝汗をかきました。
秋も深まった頃で暑くないにも関わらず、大量発汗。
これが更年期症状の始まりでした。
それから何度もカーッといきなり上半身が暑くなることが増えました。
おお!これが噂のホットフラッシュか!いよいよ私の卵巣機能も終焉を迎えていくのだなあとしみじみ。
以来、めまい、ふらつき、不安感、頭痛など一通りの症状が出てきました。
今年になって白髪は一気に増え、眉毛が薄くなり、シミが濃くなり・・・
ああ、こんなところにも、あんなところにもと、おもしろいほど一気に老けました(苦笑)。
そうそう、体重もなかなか落ちなくなりました。
更年期を体験した方、今体験中という方はいかがでしょうか。
更年期は脱皮の季節
更年期症状は不快です。
めまいなどは外で起こったら危険もあるので、不安も出てきます。
それでも私は体の変化そのものは、ちょっぴり「おもしろい」と思って受け止めています。
★卵巣ちゃんが衰える
( ̄。 ̄;)
★脳「あれ、女性ホルモンが出てへんよ?」
(゚ペ)?
★もっと出してーと脳が命令する
(ง •̀_•́)ง!!
★卵巣ちゃん「もう、出ないのよ・・・」
(;´ρ`)
★あちゃー、うぎゃー、脳混乱
o(;д;o)
★自律神経が乱れて、各器官の機能がうまく働かなくなる
( ;∀;)
理にかなってますよね(笑)。
ですから更年期は脱皮の季節と思うことにしています。
皮を脱ぐ時は窮屈でしんどいです。
思春期もそうでしたね(遠い目)。
楽に通り過ぎる人を見るとうらやましくもありますが、立ち止まらないと見えない世界もあります。
ヨガで更年期症状は緩和される?
先日、ヨガジェネレーションさんにこんな記事が出ていました。
3週間の間、寝る前に10分間ヨガを行うだけで、更年期症状と抑うつ症状が正常範囲まで改善しました。3)そして嬉しいことに、運動で悪化することが懸念されるホットフラッシュも増えませんでした。
(リンク先記事より)
このようなデータもあるようです。
10分というと一見短いように感じますが、丁寧にポーズを行えばかなり血流も良くなります。
(ちなみに私自身は運動でホットフラッシュが悪化したことはありません)
更年期症状にヨガは効くと実感中です
ここからは私の体験談です。
結論から先に書くと、更年期症状にヨガは効くと実感しています。
ただ、症状が改善されたかどうかは体感としてわかりかねています。
ホットフラッシュは相変わらずありますし、ちょっと無理をするとめまいが出ます。
疲れやすいし、ホルモンや低気圧の影響で頭痛も出ます。
偏頭痛というのは、ヨガポーズをすると悪化しますので、ヨガで改善されることはありません。
(緊張型のコリコリ頭痛は楽になりますよ ^ ^ )
けれども、その状態をある程度受け入れている自分を発見します。
あきらめとも違う、傍観している自分がいるのです。
傍観している自分は、症状が出ても、症状が通り過ぎるのを待っているだけです。
不快症状にマイナス感情がひっつくとどうなるでしょうか。
イライラ、不安などがどんどん出てきます。
それは体に余分な緊張を与え、血圧を上げ、エネルギーを使い、その緊張が新たな不快症状を招きます。
つらい症状が出てきた時、マイナス感情が出そうになっている自分に気づくこと。
これはヨガの効果であると確信しています。
言い足せば、瞑想の効果です。
瞑想では一つの事象を眺めていくことを練習します。
眺める対象は呼吸であったり、感覚器官であったり、マントラ(祈りの言葉)であったり様々です。
思考や感情は、動くのが大好きで、過去の出来事を思い出したり、未来の不安が募ったりと、支離滅裂に動こうとします。
その時に「あ、思考が動こうとしているな」と気づき、また眺める対象物に意識を戻します。
ジャッジせず、ただ、淡々と何度も何度も戻し続けます。
このような練習をしていることが、時として、更年期の私を支えてくれているとほのかに感じるのです。
頭痛薬のようにササッと効くものではありません。
けれども、このほのかな支えは胎児の頃に、未来も過去もなく今を生きていた自分を思い起こさせるような、安心感があるのです。
ありのままでいい、言い尽くされた言葉ですが、そのような心境を感じることができます。
更年期にオススメのポーズ
ヨガジェネレーションさんの記事にも更年期にオススメのポーズが出ていましたが、私自身は、更年期に限らず、どの年代でも一番オススメのポーズは、基本ポーズだと思っています。
立つ、座る、寝るです。
全てのポーズの出発点であり、全ての日常動作の出発点です。
立つ
タダアーサナ(山のポーズ)
重力に逆らって立つには筋力が必要です。
体は機械と同じで使わなければ使えなくなります。
膝が伸ばせない、腰が曲がる、背中が曲がる・・・
そんな自分に気づくことが大事だと思います。
背中が曲がったら呼吸もしずらくなります。
まずはしっかりと立てること、一番大切ではないでしょうか。
座る
ダンダアーサナ(杖のポーズ/長座)
立つことより、長時間、持続し続けることが多い姿勢ですよね。
ということは、きちんと座るには姿勢を保つ筋力が必要です。
無理なく、力強く座ることを意識できるポーズです。
寝る
シャバアーサナ(くつろぎのポーズ/屍のポーズ)
力を脱くことを意識して初めて、力が入っていることに気づくことも多いものです。
それは眠っている時も例外ではありません。
朝、起きたら何だか疲れているということもありますよね。
更年期になると、眠りが浅くなりがちですから、特に眠る前のシャバアーサナはオススメです。
私は今のところ、ヨガと瞑想で向き合うことで、時に落ち込みながら、時に新しい気づきを得ながら、ぼちぼち更年期の海を泳いでいます。
ありがたいことです。
ヨガの良いところは、いつでも、どこでも、小さなやる気一つでできるところ。
教室が近所になくても、時間がなくても、今の時代、本も動画も豊富にあります。
ほんの5分、あながたあなたのために時間を割くことが大事さと思います。
もちろん、本や動画を見ながら行う場合は、自己責任にはなりますが、注意点が過去記事にありますので、おうちでヨガをしよう!と思う方は参考にしてみてくださいね。