背骨のすこやかさと自律神経

奈良市あやめ池・学園前の初心者向け女性ヨガ教室「ヨガの和ほこほこ」のNaoです。
(現在、自律神経暴走中で体調不良につき、休講しております)

寝たり起きたりの生活をしていると、一番の大敵は“あせり”です。
修行修行と言い聞かせつつ、家でできることをしております。
奈良も連休でイベント目白押しですね、いいなあ。
ああ、奈良公園が遠い。
(T▽T;)

ヨガは自律神経を整える?

さて、前々回「自律神経とリラクゼーションポーズ」という記事の中で、ヨガが自律神経を整えるのに有効なのは

●呼吸

●背骨への刺激

●瞑想(呼吸&健やかな背骨)

が理由ではと書きました。
副交感神経を優位にするリラクゼーションポーズをご紹介しました。

今回は背骨への刺激についておすすめのポーズとともに書きたいと思います。

神経とは

人間は脊椎動物なので、背骨は要。
背骨の中には神経が通っていますね。

神経とは、生命活動を維持するための情報ネットワークです。

神経を分類すると

神経は

●司令塔である脳や脊髄=中枢神経
●指令を全身へ伝達し、全身からの情報を司令塔へ伝達する=抹消神経

に分けられます。
神経系

末梢神経は位置する場所から見ると
●脳神経
●脊髄神経

機能的に見ると
●体制神経(感覚神経と運動神経)
●自律神経

に分けられます。

脊髄神経は背骨の中を通っています。
そこから末梢神経が伸びていきます。
自律神経もしかりです。

健やかな背骨=伝達がスムーズに

日常の癖やストレスで、私たちの背骨は歪んだり、動きづらくなったりしています。
すると、神経が圧迫され、情報が届きにくくなりますよね。
また、筋肉が滞ると、血液循環も悪くなり、酸素やホルモンが十分に運べません。
体に痛みが出ると、伝える情報が過多になり、神経も疲れます。
スムーズに動かない=機能低下を招くことになります。

背骨

健やかな背骨を保つことで、情報ネットワークもスムーズに流れるのではないでしょうか。

交感神経と副交感神経の場所

自律神経

黒色:交感神経 赤色:副交感神経

交感神経は背骨の胸椎〜腰の上部から伸びています。
副交感神経は脳幹と仙骨のところから伸びています。
図を見るとわかりますが、交感神経の方が多いですね。
それだけ、生き抜くということは臨戦態勢をとる場面が多いということです。

ヨガのポーズは背骨を動かす

ヨガのポーズでは背骨を曲げたり、反らせたり、ねじったり、そして上下に伸ばしたりと、様々な方向へ動かします。

そのことによって、背骨周りについている筋肉バランスも整い、血流も促されます。
さらにシャバアーサナやリストラティブヨガのように背骨を休めることで、筋肉の緊張をゆるめます。骨を動かす筋肉が整うことで、骨の位置も改善されていきます。

自律神経が整うというのはこのような理由からかと思います。

ちなみにヨガでは後屈は交感神経を、
前屈は副交感神経を刺激すると言われています。
疲れた時や落ち込んだ時、体を丸めますよね。
起きた時にはうーんと背伸びをして胸を反らせます。
人はどうすれば元気が出るか、どうすればリラックスできるか、ちゃんと知っているのですね。

手軽にできるおすすめポーズ

おうちでできる一番手軽にできるポーズは猫のポーズと牛のポーズでしょうか。
(キャット&カウ/ビfダラアーサナ&マルジャーラアーサナ)

猫のポーズ

 

四つん這いがしんどい場合は、あぐらの状態でもできます。
背骨を反る(後屈)、曲げる(前屈)、行ったりきたりです。
基本は吸う時に反り、吐く時に曲げます。

注意点は、腰だけ動かさないことです。
腰は前後に動かすのが得意なのですが、それでは背骨の動きになりません。
尾骨から首の骨まで、丁寧に連なった鎖を一つ一つほぐすように、順番に動かしていきましょう。

反るときはお尻→腰→背中→首(前を向いていても◎)
丸めるときもお尻→腰→背中→首

いっぺんに動かさないようにすることで、普段動かしにくい部分も動かすように意識します。
本当は四つん這いの姿勢をとるにもポイントがあるのですが、長くなるのでまた今度の機会に。

私も自律神経暴走中なので、猫のポーズは日課になっています。
超スローにゆーっくりゆーっくりやっています。^ ^

アメブロ「更年期ヨギーニの忘備録」
ヨガ、こころのこと、体のこと、奈良のこと、愚痴にぼやきに・・・・いやいや。
アラフィフヨギーニが綴る日常日記。